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【言葉の企画】伝えたいこと、全部見て聞いてもらえると思ったら大間違え、という話。

言葉の企画2019がついに始まりました。

講義全体を通してのレポートはまた別途書きたいのですが、とりあえず初回の事前課題と講義を通して一番強く感じたことを残したいと思います。

伝わるとは何か?

講義には毎回事前課題を提出した状態で臨むのですが、今回の事前課題で阿部さんが一番追求されていたことが「伝えるではなく伝わるとは何か?」ということでした。

そして講義を終えた後の僕の感想を一言で言い表すのであれば

「伝えたいこと、全部見て聞いてもらえると思ったら大間違え」

です。

人間ってめんどくさがりでつまらないものに興味はない

これは僕も含めて多くの人もそうだと思うんですが、人間って怠惰な生き物ですよね。面白いものは好きなだけど、つまらないものに興味なんてもてない。

そのように講義で阿部さんもおっしゃられていましたが、最初にそう感じたのは事前課題を共有しての投票イベントでのこと。

今回の事前課題では、72名の企画生(受講生)が

①自分の自己紹介
②講義内にできる忘れられない体験を企画しよう

上記の2つでした。

そして①②のいずれも事前に全企画生に共有されるのですが、①の自己紹介については「この人の自己紹介は伝わった!」という自分以外の3人を選んで投票する「伝わりました総選挙」が開催されました。

内容は至ってシンプル。企画生72名の自己紹介が一斉に共有され、自分以外の71名の自己紹介を見ていくわけです。

これ、全員の自己紹介を細かく見るのってめちゃくちゃ大変なんですよね。

相手の立場で自分はどう思うか?

今回は誰に見られて誰に評価されるのか?が明確に示されていました。自分以外の71名の企画生です。

ということは、自分の自己紹介を見てくれるAさんは自分以外の70名の自己紹介も見なきゃいけないということを想像できないといけない。

全員の自己紹介が共有された時にめちゃくちゃ痛感しました。

71名という大量の自己紹介を目の当たりのする中で、どうすれば伝わるか?どうすれば見てもらえるか?

今回の場合は、ここに気づけるか否かがポイントである気がしました。
(②の課題については投票はなかったですが、同様のことが言えたかなと)

71名の、しかも自分が全然知らない人の自己紹介なんてそこまで細かく見れないですよね。

自分が知ってもらいたいことをただただ詰め込み文字を羅列させても誰の心にも残らない。71名の自己紹介の中でどうすれば心に残るのか?を企画しなければなりません。

伝えたいこと、全部見て聞いてもらえると思ったら大間違え。

これは企画書だけでなく、普段の対人コミュニケーションでも同じことが言えるなと感じました。

「メール送ったじゃん?」「チャットしたじゃん?」「言ったじゃん?」

伝えたつもりでも、伝わらなければ何の意味もないです。

そしてしっかりと自分が伝えたいことが「伝わる」ために、日々の生活の中での企画が必要なのでは?と強く感じました。

お金がなさすぎて死にそう(死にそう)