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【#言葉の企画】名付けの企画

第3回目の #言葉の企画 は「名付けの企画」
読んで字の如く、ネーミングについての講義であった。

今回に事前課題は、「世の中にある事象でまだ名前がないものに名前をつける」だ。これがめちゃくちゃ面白かった。そしてめちゃくちゃ難しかった。

ちなみに僕が選定した事象とつけた名前は以下の通り。

【現象①】
大人数の飲み会で皆が盛り上がってる中で、一人でスマホをいじってネットをやっている様子
【名前】
不幸中のWi-Fi

【現象②】
定時が過ぎ、帰りたいのに周りが誰も動かずに帰ろうか迷っている様子
【名前】
終勤のジレンマ

現象①は結構票が集まり、全体投票では2位を獲得できた。が、自分で自信があったのは現象②の方であったが、こっちは1票で圏外だった。笑

ちなみに、今回は打算的に票数を獲得するために①②それぞれのネーミングについての発想は以下の手順で作成した。

【手順】
①自分がよく体験する「あるある」な現象をピックアップする
②周りにもその体験が「あるある」かどうか、ジブンゴト化できるかヒアリングする
③誰もが知ってる「言葉」や「名称」を、上手にモジれないかを考える。

現象①は「不幸中の幸い」
現象②は「囚人のジレンマ」

を、それぞれモジっている。

今回、現象①が票数を獲得できて現象②が獲得できなかった理由は、「不幸中の幸い」と「囚人のジレンマ」の認知度の差であったと振り返っている。

不幸中の幸いは皆知ってるけど囚人のジレンマってゲーム理論でしか出てこないよね、冷静にw

で、ここからが講義を受けてからの振り返り。

僕は阿部さんが

「ネーミングを考える前に、何故それが必要なのか?何故名付けるのか?を考える。モノが溢れかえってる今、大義名分や意思が必要。」

そう話されていて、なるほどなと感じた。

ここで一番最初に僕の頭をよぎったのは「iPhone」だ。

「iPhone」は電話である。
生活者にそう錯覚させるために絶対必要なネーミングであった。
もしこれが「iPC」とかであれば、絶対にここまで市場に広がっていない。当時誰にが持ち歩いている「携帯電話」と思わせる必要があった。

それぐらい「名前」には意味があり、そのモノに対して命を授ける。言霊とはこのことだと思った。あと、最近のネーミングで印象的なのは以下のやつw

本当にまさに、「名付けの力」であると感じたw

あとは以下に名付けの際のTipsをまとめました。
備忘録として残しておきたいと思います。

▼「A×B」単語に組み合わせ
感想文庫
感想文×文庫
HELP PUSH
HELPUSH

▼強い文脈(歴史点故事成語)をずらす
アレンジャーズ
飛んでジム行く夏の女子
インビテーションブルー
不幸中のWi-Fi
勤続アレルギー

▼見立てて名前をつける
しつもんニョッキ
電車内狛犬

▼既にある名前に違う響きをもたせる
ジャパネットたかた→ジャパネットたか化
ワイファーイ
Gショック(ゴキブリ見つけてショック)

▼真逆の言葉を同居させる
進撃の老人

今回の課題の「名付け」は今度意識的にやっていこう。


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