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レッドデータブックを知ろう

 皆さんはレッドデータブックを知っていますか。レッドデータブックとは、すでに絶滅した生物や近いうちに絶滅する可能性のある生物の種類や原因をまとめた本のことです。1986年にIUCN(国際自然保護連合)が中心となって作成したものから始まり、現在では各国や各団体で多くのレッドデータブックが作られています。日本では環境省のほか、各都道府県でも作成されています。

 地球には多くの生物が生息しており、その中には大きな気候変動など自然の力で絶滅した種もいますが、現在では自然ではなく人間の活動が原因で、多くの種が絶滅の危機に立たされています。レッドデータブックは、そういった生物を保護するうえで大切な現状の把握をすることができ、野生生物の保護を進めていくための基礎的な資料、各種開発事業の環境影響評価などに活用されます。また、捕獲規制といった法的な効果はありませんが、市民へ情報を与えやすくなり、環境保全の促進などにも役立ちます。

 日本には、トキやコウノトリなど絶滅の危機にある生物がたくさんいます。そういった生物の現状を知るためにも、一度レッドデータブックを読んでみませんか。

 皓介作

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