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ブルーギルは危険!

 突然ですが皆さんは、ブルーギルという魚をご存じですか?ブルーギルは、湖沼やため池、堀、公園の池などに生息していて、産卵の際には1度に21,000~36,000粒もの卵を産むといわれている繁殖力の高い魚です。

 この魚は、昆虫類や植物、魚類などの様々なものを食べる雑食性で、日本に生息している在来生物を食べてしまうことから、特定外来生物に指定されています。環境省によると、実際に滋賀県瀬田月輪大池では、ブルーギルが急増した時期に、日本の在来種であるモツゴが激減してしまったという事例があります。これは、ブルーギルがモツゴの卵や稚魚、成魚を捕食し、餌も奪ってしまったことが原因だと推察されています。

 今ではほぼ全国に分布しているブルーギルですが、もともとは主に釣り魚として親しまれていました。しかし、現在では数が増えすぎてしまったため、捕獲率の向上などの防除対策や、ブルーギルを食魚として利用する研究などが行われているそうです。また、環境省によると、イギリスや韓国では、ブルーギルを生体で持ち込むことが禁止されているので、旅行の際などには、注意してくださいね。
                       幸也 作


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