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毎年、この時期になると…思うこと。《バレンタイン日記》

数日間はまるで春のような暖かさだったのに、やっぱり、季節はまだ冬ですね…。1月なのだから当然ではあるけれど…寒い~・涙。一度、あの暖かさを知ってしまった今、そこから引き戻されるのは、知らなかった頃よりも苦しく思うのは何故でしょう?

寒がりではありますが、私は割と温厚なタイプだと思います。(自分で言う・笑)一句詠むなら…。
《鳴かぬなら一緒に鳴こうホトトギス》作・tomo
《鳴かぬなら他を探すねホトトギス》
作・娘

普段はぼんやりしている私が、毎年、この時期だけは苦しい?いや、悔しい感情を抱くことがあります。

それは、店頭に並ぶ豊富な《バレンタインチョコ》の数々に遭遇することです。バレンタインまであと1か月のこの時期、どこのお店にもチョコが並び、専用のコーナーまで出来上がっています。買い物に行く度に、目にする美味しそうなチョコレートたち。もはや、避けては通れません。目を閉じて歩いたら、迷惑かつ危ないですしね…。

私は自分の性別に疑問というか、大きな不満を抱くことなく育ち、ここまで生きてきました。可愛い物色が好きだし、概ね女子であることを楽しんでいます。しかし、例外があります。そう、それがバレンタインデーです。

この時期ばかりは、『男の子に生まれたかったよー・涙。ただし、モテ男子限定で!』と思わざるを得ません。子どもの頃から、モテモテの兄弟が居る設定を何度も妄想してきました・笑。もちろん、昨今では《友チョコ》など、お友達間でチョコをプレゼントし合う文化も浸透しているので、《バレンタイン=好きな男の子に告白》という構図は古いし、その意味合いも薄れつつあるとは思います。今は、性別にとらわれずチョコをプレゼントするのが、バレンタイン。分かるけれど…もちろん、そう思うけれども…。やっぱり、両手で足りない位のチョコを貰えるのは羨ましいなぁ~。憧れだなぁ~と思うのです。

外国人のママ友からバレンタインは、男性から花束やお菓子をプレゼントするものと聞き、その文化を是非、我が国でも導入してほしいなぁと思っています。バレンタインコーナーで、異常なまでに真剣な眼差しでチョコを見つめている人物が居たら、多分、それは私です・笑。

『あの人、あんなに必死にチョコを選ぶなんて…。一体、誰に??』
きっと、そう思われているでしょうが、内心は嫉妬の塊ですよ・笑。

バレンタインと言えば、良きも悪しきも、色々な思い出がありますが、今日は強烈に脳裏に焼き付いたエピソードをご紹介します。それは…。

小学5年生位の頃、クラスの女子数人が集まって《クラスの男子全員に義理チョコを渡そう!》手作りチョコに挑戦したことがあります。私は調理班としては完全に戦力外だったのですが、味見係として声が掛かりました・笑。友人のお母さんの指導の甲斐あり、皆でワイワイと作業をして可愛いチョコが完成しました。その後《誰がどの男子にチョコを渡すか》をくじ引きで決めることに…。

しかし、当然、中にはクラス内に本命がいる子もいるので、その子たちは『〇〇くんには私が渡すね!』と言って、先にチョコを手にしていました。ある意味、すごい光景ですね…。皆で作った義理チョコ本命チョコの両方がもらえる男子を羨ましく思いつつも、私は割り当てられた2名の男子にチョコを渡すことになったのです。

当日、2名に『どうぞ~』と言ってチョコを渡し、無事に任務を成し遂げた私の頭にはホワイトデーのことなど過りもしていませんでした。時は流れ、ホワイトデー当日のことです。リビングでだらだらしていると、外から聞き慣れない車のエンジン音が聞こえます。『何だろう?』と思い、玄関の小窓から外をのぞいてみると、近所では見掛けないピカピカのベンツが停まっています。そして、ほどなく我が家のチャイムが《ピンポーン》と鳴ったのです。

恐る恐る扉を開けると、そこにはクラスメイトの男子とそのお母さんが、ほぼ正装で立っているではないですか?!『なんでぇーー?!』と叫びたい気持ちをグッと抑え、『どうしたの…?』と尋ねると、見るからに上等なスーツを着たお母さんが言います。

『ほら、ちゃんとtomoさんにお礼を言うんでしょう』
『…。あの、これ、お返しで…。あの、これ、あ、ありがとう…。』

ビックリした~~!!お母さんとその子は丁寧にお礼を言うと、さっそうとベンツに乗り込み帰って行きました。そう、彼らはあの日、私が(割り当てで)渡した義理チョコのお返しを持って、わざわざ自宅まで来てくれたのです。義理堅い人たちです・笑。

そして、この日、私は生まれて初めて《ミルフィーユ》を食べました。苺とカスタードクリームがサクサクの生地で包まれていて、美味しい~~!!*銀座の有名店の物(姉情報)だと聞きました。

その子とは、元々、話したこともほとんどない間柄だったため、その日以降、私たちの距離が縮まることはなかったのですが、私の中では《本物のミルフィーユの味を教えてくれた人》として、彼のお母さん共々、記憶に残る人物となったのです・笑。ちなみに、もう一人の男子からも、不二家のクッキーをお返しにもらいました。友達からは『ズルい~!』と言われましたが、くじ運に感謝ですね♬

365日、チョコを食べている私…。体調を崩すと欲しくないので、健康のバロメーターにしています。酒飲みの方のそれと一緒です・笑。最近は、チョコをつまみながらブランデーを飲むのがお気に入りです。

今年はどんなバレンタインになるのかな?皆さんのバレンタインエピソードもお聞かせいただけたら、嬉しいです♪ラッタッタッ~♡

次回も、どうぞお楽しみに。



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