写真はキャナルシティにある《ラーメンスタジアム》の元祖トマトラーメンです。初めて食べた時は、やや警戒していましたが…《イタリアンヌードル》とでも言いましょうか…あっさりしていて、癖になる味です。トマト好き（私と娘。珍しく好みが被った！）の方、是非、一度食してみて下さい♪

先日のレッスンでのこと。この日は、動物の絵を見ながら、《特徴や知っていることについて説明する》おけいこをしました。小学生のテスト問題を見ていると、最近の出題傾向として《説明する力》が求められる問題が増えていることに気付きます。こうした思考力を問う問題が多く見られるということは、つまり…。単に暗記をするだけ、計算の答えが分かるだけではそれらの問題に対処し難い傾向が強まっていることを意味します。幼児期に様々な物の言い回しや表現に触れることで言語の理解度が増し、語彙力も増えていきます。そのために一番大切なことは何でしょうか？そうです！《親子の会話》です。お子さんとの会話が単調なもの、定型文にならないように、色々な言い方をあえて使うよう意識してほしいと思います。また、『どうせ子どもには分からない』と決めつけることなく、子ども扱いし過ぎず話すことも大切です。あとは定番ですが、やはり絵本の読み聞かせもおすすめ。作家さん方が生み出すユニークかつ豊富な言葉の世界で、親子一緒に大いに遊んでほしいと思います。

レッスンでの話の続きです。犬、猫、コアラ、パンダ、キリンが書かれた絵カードを見せながら、それらの動物について知っていることや特徴について、お話してもらいました。動物紹介のはじまり、はじまり～！コアラの話になった時、お子さんの表情がほんのわずかに輝いたのを見逃しませんでした。（おっ、これは何かあるな？）すると、お子さんが『先生、知っていますか？コアラはユーカリを食べます。でも、ユーカリには毒が入っているから、だから、コアラはいつも寝ているんです』と教えてくれました。『そうだったの？！』と私。『よく知っているねー。てっきりコアラは先生と同じで、寝るのが大好きだから、木の上で寝ているのかと思っていたよ』と返すと、何だか嬉しそうです。『今日は、〇〇くんのお陰で勉強になりました！』と感謝の意を伝えると、『そうだよー。どっちがどっちか…。（立場が）反対ですね』と言うではないですか！そうそう、それ！《立場が逆転》実はこれ、大切なことです。指導者が一方的に語り、教え込むのではなく、子どもに説明してもらう、教えてもらうこの行為には良い効果がたくさんあります。このお子さんの場合は図鑑が大好きで、コアラのこともそこから知ったそうです。そして得た知識、情報を第三者である私に、ちゃんと伝えることが出来ました。ただし、本物のコアラはまだ見たことがないそうです。残念ながら福岡市動物園にはコアラは居ませんからね…。いつか、木の上でスヤスヤと眠る可愛いコアラの姿を見れるといいですね！

皆さんも、子どもに『説明してもらう』『解説してもらう』このことを是非、ご家庭でも意識して取り入れてみて下さい。順序立てて、相手に分かりやすい言葉で説明することは、案外、難しいことでもあります。しかし、入学後、皆の前で発表する時や、表現力や思考力などの問題を解く際に役立つ、とても大切な力です。

我が家でも、娘が『今日ね、学校でこんなことがあったよー』と言う時には『それで、それで？』とやや食いつき気味に聞くようにしています。すると娘は仕方ないなぁーという顔をしてから、『じゃあ、説明するとね…』と状況を説明しながら、話してくれることが多いです。ポイントはこちらが《聞く姿勢》を態度でしっかり表すことです。

今日はレッスンでの一コマを記事にしましたが、何かお気づきのことはありませんでしたか？？そうです！教室に通う生徒さん達は幼いながら、皆、言葉遣いがとても丁寧です。特に教えたり、指摘したことはありませんが、皆、丁寧な言葉遣いが出来る！それはきっと、ご家庭でのしつけが行き届いている証でしょう。また、私が子ども達と話す際には、丁寧な言葉を使っていることもその要因の一つかな？と思います。先生とお話する時、教室に来た時には《丁寧な言葉、正しい言葉》で話す。この切り替えが上手にできていることに、いつも感心させられます。言葉はその人を表す鏡のような物です。丁寧な言葉は聞いていて気持ちがいいですし、相手に敬意を示すことでもあります。大人、子ども、年齢に関係なく、心掛けていきたいものです。

それにしても、ユーカリの葉の毒で眠るコアラ。単にだらだらしてたのではなかったのかぁー。いつも眠たがりのお昼寝大好きな私…。その原因は何なんでしょうか？まさか！解毒…それはないですよね・笑。昔から、寝て回復の体質です。

トマトラーメンの締めはトマトリゾット。さすが元祖を語る店です。ご馳走様でした～。

それでは、次回もどうぞお楽しみに。