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『やっぱ、中受じゃ遅い感じ?』美容師さんと学習相談。

先日、美容院に行った時のこと。担当さんと会話の流れから《お受験》の話題になりました。でも、この方、お父さん??微妙な感じだったので、思い切って尋ねてみると、何と!4人のお孫さんのお祖父様でしたーー。全然、見えない…。あと数年で60歳になると笑っておられましたが、いやいや、若い!そして、お孫さんのお話をしている時に出た質問がタイトルのものです。担当さん曰く、学区(校区)の学校が荒れている、評判が悪いなどの場合、お孫さんの性格によっては中受を選ぶお気持ちはあるとのこと。しかし、小学校受験は全く考えていないので、中受じゃ遅い?実際、どんな感じ?と振られた訳です。うーん。どんな感じ?中受をされる方にもそれぞれ目的や目標があるので何とも言えませんが、一つ言えることは『中受で遅いなんてことはない!』そもそも、中学までは義務教育なので、選択肢としては公立がスタンダードですからね。それ以前の受験は本人の希望や意志と、各ご家庭が望まれる教育環境次第です。

その後も、お受験をしなくても『もう勉強はさせた方がいい?』と尋ねられたり。若くて、仕事にもお孫さんのことにも熱心なお祖父さん!もちろん、こちらの答えはYESです。お受験をする、しないに関わらず、就学前に学習習慣を身に付けることは大切です。かと言って、小学校で習う内容を先取りし過ぎては、入学後に皆で学ぶ授業が退屈に思えてしまう恐れがあります。先取り、詰め込み学習はせず、易しいものからはじめること。そして、お子さんを上手く盛り上げ、勉強も生活習慣の一つとして取り入れてしまいましょう。(就学後が楽ですよ!)特に小さなお子さん達は筆圧が弱く、またその調整も難しいので、鉛筆を持つ習慣は大事です。なぞり書きや点つなぎ、迷路などで鉛筆での運びを練習するのがおすすめです。また、あやとりやおりがみなどの手先、指先を使った遊びもどんどん生活に取り入れてほしいです。小学校では文字を書くことが増えるので、今から手先、指先を柔らかくしておくといいですね。

と、そんな感じで、美容院で学習相談!という面白い経験をしました。しかも、お相手は若いお祖父さんですよ!素敵です。

前回の記事で私と姉は10歳差の姉妹と書きました。つまり、私は姉より10年後に生まれた子どもです。故に、物心ついた時には既に親も年を取っている訳ですよ。確か、母が私を産んだのが34歳とかそれ位だったと思います。34歳…今なら、普通。特段、驚くような年齢ではありません。しかし、当時母は高齢出産に分類され(総合病院で出産)その後もずっと《高齢ママ》のレッテルが付いて回っていました。私は子ども心に若くて美人なママさん達に憧れを抱き、『もっと若いお母さんが良かったなぁー』『もう少し、お母さんが若ければなー』と常々思っていたものです。(何故か父のことは気にならず・笑)

ある日のこと。父と母、私の3人で街中を歩いていると、ニコニコした女性がお店の開店か何かのチラシを配りながら、私に声を掛けてきました。『いいわねー。お父さんと…(母をチラッと見てから)おばあちゃんとお買い物?』と…。恥ずかしくなった私が黙り込んでいると、母が一言『母です』と…。気まずい空気が流れ、父は何故か笑っていました。仕方なかったのでしょう…。その後、明らかに不機嫌になった母とそれをなだめる手段を間違った父が追い打ちを掛けるように『俺は、ちゃんとお父さんだって・笑』と煽るものだから、余計に雰囲気が重たくなったのは言うまでもありません。

今になると、夜勤の日、父の居ない夜を守る母の大変さや、実家を離れて子育てをする孤独、更年期と重なって行う育児の大変さ(年の差兄弟、姉妹は一人っ子を2人育てるような状態とも聞きますし)が想像できます。しかし、当時の私はまだまだ、そんなことはこれっぽちも分からず『若いお母さんが良かったなぁー』と人様のご家庭を羨む、心も器も小さな人間だったのです。情けない。

そんなこともあり、参観日が嫌い。憂鬱。つい『来なくていいよ…』と言ってしまう自分がいたことをこの日、若々しいお祖父さんとお話したことで思い出したのです。参観日にはいつでも化粧をし、新調したフォーマルスーツを着て、履きなれないパンプスで現れる母。母なりに、ちゃんと考えてくれていたことに当時の私は気付きませんでした。むしろ、友達の若いお母さんが、ブランドのパーカーにスニーカーというカジュアルなファッションを上手に着こなしている姿を見ては『いいなぁー。それに比べうちの母は…』と嘆く大馬鹿者だったのです。

子どもが兄弟や姉妹、他の子ども達と比較されるのを嫌うように、親だって同じです。『他のママは…』『他のパパは…』って言われても、正直、いい気がしませんし困ります。もちろん、それが心掛けにより改善できることであれば、努力は必要かもしれません。しかし、年齢や身長、国籍など、どうにもできないこともあるのです。

大人になった今、母の年齢は正直、全く気になりません。当然、年の差が埋まることはないので、同年代の友達のご両親よりも年老いた両親であることに変わりはありません。ただ、一つ、私と両親の年の差が大きいということは、普通に考えると一緒に過ごせる時間が少ないということです。もちろん、そうでない場合もあるとは思いますが、一般的にはそう捉えることができます。そして、それが寂しいことだと気付いたのは、娘が産まれてからのことでした。皮肉と言うか、何と言うか。

この日は、若々しいお祖父さん(美容師さん)とのお孫さん談義から学習相談を経て、自分自身の思い出に触れることとなりました。きっと娘も『もっとこんなお母さんの方が良かった』と思うこともあるのでしょう。いや、絶対にあると確信しています・笑。まずは、歩み寄る第一歩として『それ、似合ってないよ…』と指摘される洋服は買わないようにする(今一度、我に返って考え直す)ことですかね・笑。自分よがりにならず娘の意見にも耳を傾け、聞き入れるお・と・なの余裕も大事なのだと感じる今日この頃です。

ちなみに、この日、美容院に行った私に対し、夫、娘共に無反応ー!気付いていないのかなぁ??いや、そもそも、私をよく見てないのでは!?

それでは、次回もどうぞお楽しみに。


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