季節を楽しもう 土用の丑の日

2021/07/28
今日は土用の丑の日です。夏土用の期間中の丑の日で、「う」のつく物を食べて養生します。「梅干し」「瓜(うり)」「うどん」など、夏バテしていても食べやすい物が沢山ありますが、土用の丑の日と言えばやっぱり「鰻(うなぎ)」。土用の丑の日に鰻を食べる習慣は、江戸時代の学者であり、医者であり、発明家・芸術家…etc.の平賀源内が仕掛けた、鰻の売り上げを伸ばす工夫に由来すると言われています。

鰻には、脂質、タンパク質の他にも、ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンD・DHA・EPA・ミネラルなど豊富な栄養が含まれています。薬膳では補気類に分類され、めまい・疲れ・手足の痺れやだるさの改善に使われます。ビタミンAが不足して暗い所で見えにくくなる「夜盲症(とり目)」の予防にも有効で、目に良い食べ物の1つでもあります。ただし、ビタミンAは妊娠初期に取りすぎると赤ちゃんに悪影響があるので、妊婦さんは夏バテ防止に鰻を連日食べるなどの偏食は止めておきましょう。

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