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VR初心者がVRについて学んでみた

店舗運営について調べていたら、VRと親和性が高そうなのでVRの勉強を始めました。

VRとは…
3Dで目の前に現実でないCG世界が現れ、その世界をリアルに体験できること。

1、VRの最前線で起きていること

■アメリカ軍もVRを導入
VRの技術はエンターテイメントで使われることが多いですが、それ以外に海外では軍事産業で導入されています。

実践形式で軍事トレーニングを行うには多額の費用がかかりますが、VRを活用することによって費用を抑えることができるので実戦形式のトレーニングにVRが採用され始めています。

VRには脳が錯覚してしまうほどの没入感があるので、仮想空間ではあるものの、まるで自分が戦場にいるかのような臨場感を得ることができます。

この特性を利用して現実を想定しVR上で何度も同じ状況で訓練を繰り返したり、あるいは状況をランダムに変更して不足の事態への対応や瞬時の判断能力をトレーニングするのです。

■VRでどこでもドア
「グーグルアース」は、PCやスマホから2次元上に表示された世界各地の様子を自由に見ることができるサービスです。利用している人も多いでしょう。

そのVR版である「グーグルアース VR」の登場により、グーグルアースと「グーグルストリートビュー」の機能が組み合わさることで、HMDを”どこでもドア”として使うことが可能になったのです。


「グーグルアース VR」だと、没入感が段違いなので自分が本当にその場所を自らの意思で歩き回っているような感覚を味わうことができます。

現在グーグルアースVRに対応しているHMDは「オキュラスリフトS」や「HTCヴァイヴ」などの位置トラッキングセンサーを搭載した機種です。

ビジネスの世界に大きなインパクトをもたらすはずです。

例)新商品のお披露目イベントの打ち合わせ
事前にイベント会場の導線等を全体の見取り図を使って行うのが一般的。
しかし、VRを使うことで会場の内部を立体的に確認していけば細かいところまで目が行き届き、事前に問題点に気づきやすいというメリットがあります。


2、5Gで加速するVR社会

■VR、AR、MRはどこが違うのか?
VR…「仮想現実」のこと。その中で、自分がまるで仮想現実世界にいるような感覚、没入感を体験することができます。
体験するには、頭部に装着して視覚を覆うHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着。HMDを装着した瞬間に、先ほどまでの現実世界とは全く違う、別の世界(仮想世界)にトリップする。

AR…「拡張現実」
現実世界を軸にしつつ、現実世界を拡張する技術のこと。
例)ポケモンGO

MR…「複合現実」
現実世界と仮想世界をより密接に結びつけることで、ARよりもリッチなコンテンツを提供できる技術のこと。

■現実とバーチャルの境目がなくなる
VRはHMDを装着して体験するのが一般的。このHMDによって視覚と聴覚が制御され、強い没入感を実現しています。

VRの進化により、今後は五感をフルに制御していく方向性に向かうでしょう。

ここ2、3年でVRを取り巻く環境も激変するはずです。iPhoneのときのように新規導入の際、実質無料キャンペーンなどが行われれば、HMDがもっと身近な存在となり、スマホと同様に爆発的に普及するのでは。

今後の通信キャリアの動きに注目です。

■5Gで通信速度が100倍に

5Gとは、次世代通信方式のことで「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」の3つの特徴があるといいます。

通信速度の面では現在の100倍の高速通信が可能になるため、2時間の映画もわずか3秒でダウンロード完了。

5Gが本格的にスタートすれば、VRにおいても同様にアプリやサービスの幅が広がっていくでしょう。

3、VRで変わる業界

■自動車
自動車業界はVR、ARとの相性が抜群に良い分野の一つで、すでに実用化が始まっているものもあります。

例)アウディ―自社ディーラー内
「街中でアウディーがどう映えるのか」をVR上から見ることもできます。
シートの感触などすべてリアルに再現できるわけではないですが、車内からの視野や目線の高さ、車内の騒音の再現など比較的に簡単にできます。

VRで試乗して気に入ったらネットで購入する…まるで電子書籍や有料動画を購入するときのような流れが一般的になるかもしれません。

■建築・不動産
設計
VRで設計すると、クライアントへの提案や細かな確認が楽になります。例えば、日当たり一つとっても季節や時間帯に応じて、リアルな日当たりをVR上ならすぐに再現できます。

内覧、営業
内覧は意外と時間がかかるもの。特に、転勤等のタイミングではスケジュールの都合により、その日のうちに物件を決めてしまわないといけないことも。そういった場面でVRが活躍していくでしょう。

その他、旅行、教育、アパレル、Eコマース、ブライダル、医療、スポーツ、音楽・エンタメ、出版・印刷、アートなど。

4、VRで新しく生まれる仕事

■VRディレクター
クライアントとエンジニアの間に入る役割。
クライアントの要望を具体化すること、実現可能なプランに落とし込むこと、そしてエンジニアへ的確な発注をすることがVRコンテンツのディレクション業務。

VRディレクターになりたいと思ったら、プログラミングの専門書を読みあさるより、じっさいのVRコンテンツをたくさん体験することがオススメ。

■VR空間デザイナー
HMDの場合、目のみならず耳も制御しているので、視覚に加え聴力も含めた体験の演出がVRには必要になってきました。ここは、従来の空間デザインでは考えてこなかったところなので、音楽や効果音などのセンスも含めた総合的な力が問われているといえます。

■VRコンテンツを作るには?
自分が作ってみたいコンテンツが明確であるならば作れる人を探したほうが効率的です。オススメはTwitterなどを使ってのリクルート。

■すぐできる仕事
360度カメラを使っての映像の撮影。リコーから発売されている「シータ」か、日本でハコスコが発売している「インスタ360」が二強。


もう少し資金に余裕のある人には、「ドローン」をお勧めします。

VRに関してこれから需要が多くなりそうな仕事と言うと、VRに関する記事を制作するライターが挙げられるでしょう。

■それって本当にVRが必要?
本当に何でもできそうなVRの技術。しかしこれらを用いて新しいビジネスを考えるときに、ありがちな落とし穴が存在します。それは、「本当にVRでやる必要があるか?」と言うもの。

どう売るか、どこをで収益を上げるのかと考える必要があります。

5、VRをはじめよう

■VRの体験
・VRゾーン(梅田)
・家電量販店で体験
・イベント会場で体験
・YouTubeで体験
おすすめは、「ナショナルジオグラフィック」チャンネルです。
身近な話題や国内ニュースなどは、NHKが配信している「NHK VR/AR」や、朝日新聞デジタルの「ニュースVR」で見ることをお勧めします。

■SFで疑似体験
・Netflix「ブラック・ミラー」
・サマーウォーズ
HMDは存在しないが、この映画を見れば、「仮想世界をアバターとなって楽しむ」ということを理解しやすいです。

■HMDの種類

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HMDは大きく3種類「PC型、独立型(スタンドアローン型)、モバイル型(スマホ型)

■トラッキングの違い
VRにはただ視聴するだけでなく、リアルな世界の動きと連動して自由に動き回ることができるコンテンツがあります。
これは、センサーを利用してプレイヤーの位置や動きが把握できるからこそ可能なこと。この「センサーを利用してプレイヤーの位置や動きを把握する」ことを「ポジショントラッキング」と呼びます。

▼ポジショントラッキングの方式
・アウトサイドイン方式
・インサイドアウト方式

アウトサイドイン方式
HMDの外部に設置されたセンサーによって位置を把握します。

インサイドアウト方式
HMDやコントローラー本体に搭載されたセンサーを使って、HMDやコントローラーの位置をトラッキングします。
ポジショントラッキングの機能は、基本的にハイエンドな端末、つまり独立型以上のHMDに搭載されています。価格が安い端末には搭載されていません。

スマホ型、オキュラスGOにも搭載されていません。

▼トラッキング機能に関して、VRの自由度
人やモノといった対象物との ”距離が一定” なのか ”距離が変動する" のか

・3DoF
人やモノとの距離は一定。頭の向きや傾きを感知。
センサーなしのVRデバイスで可能。スマホ型のHMDやオキュラスGO。

・6DoF
VR空間内にある人やモノに近づいたり離れたりすることができます。
3DoFで対応していた頭の回転や傾きに加え、前後、左右、上下の動きを感知。ポジショントラッキング機能付きのVRデバイスでしか使えない機能。
オキュラスリフトSやHTCヴァイヴ。

■オキュラスGo(独立型)

値段も安く性能も高い全HMDの中で最もバランスのとれた製品。コントローラーがあるため、操作はしやすいです。
ポジショントラッキング機能はありません。グーグルアースVRにも未対応。

オキュラスGoの進化型、オキュラスクエストSは独立型かつ6DoFのトラッキングが可能という優れもの



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