舞い戻る人たち
やらかしちゃった人
仕事で、「やらかしちゃった」人を見かけることがあるだろう。中には、会社に損害をあたえるくらいのレベルで「わぁ!この人、やらかしちゃったなぁ」となった人も、何年か社会人をやってると何人かいるはずだ。
なぜか舞い戻る
一度の失敗で人生全てを棒に振るというのは、残酷すぎる。だから、やり直しできるというのは、とてもいいことだが、中には何事もなかったように仕事に舞い戻る人もいる。責任は部下に押し付けていたなどというきな臭い話もでてきたりする。
責任を押し付けられた人は、表向きは何事もなかったように扱われていたりするので、本人も気が付いてなかったりすることがある。
その人がやらかした事件の後、以前と比べて業務が増えたり、基準が厳しくなって負荷が増えたりした人にとって、飄々と舞い戻ってきた姿を見ると許せない気持ちになる。
組織は失敗を検証せよ
公正な処分を下すためには、きちんとした検証を行わなければならない。そして、検証の結果に基づき、仲間の誰かが責任を取らなければならない。ペナルティなしで次のゲームに参加するのは、フェアじゃない。
しかし、組織は、そのような評価が可能なのか。そして、その評価が適切なものかどうか判断できるのか。
大きな事件があると、分かりやすい部分に注目が集まってしまいがちだが、全体を俯瞰し、検証することが大切だ。そして、訂正すべきところは、きちんと訂正しなければいけない。
堂々とペナルティを受け入れた人には、そこから這い上がってくる道を閉ざしてはいけないのだ。そこに、真のブレークスルーの可能性があるかもしれないのだから。
お咎めなしで、ぬるっと戻ってくる場面だけは、決して見たくない。
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