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「大ピンチずかん」から学んだコト

2023年も残りわずかとなりました。
今朝のゆるりLIVEでも話したことですが、LIVEで話してみることと、
終わってから、あ。これも話をしたかったなと感じることがポツポツと出てくるので、それを文字に落とし込んでみようと思います。


大ピンチずかんとは?

そもそも「大ピンチずかん」とはなんぞや?についてから。
小さいお子さんを持つ親御さんならご存知かもしれないのですが、割と最近流行っているらしい、
絵本のタイトルなんですよね。
流行っていると言っても、2種類あると思っていて

「親が子供のためになると思い親が読ませたい本」
「子供が自分で楽しいと感じて自主的に読む本」

この本に関しては、両方の意味を兼ね備えていると肌感覚で感じています。
(黒澤まいこ内調査です笑)

親だけじゃなくて、子供が自ら読みたくなる

なぜか?
主観的な理由ですが、3つ。
・電車の中で、お子さんが親御さんに対して
電車内広告の「大ピンチずかん」を目にして、
大ピンチ、大ピンチ、大ピンチ〜
と楽しそうに話していたのを
見かけたことがあったのが印象的だったから。
・定期的に絵本を読んであげる習慣を特に持っていない我が家も、
娘が勝手に本棚から取ってきて読む&読んで!
と言われるから。
・母親である私自身も、読んでいて楽しいから。

なので、両方の意味で「流行っている」と言われることに対して、納得してます。

どんな魅力があるのか

4歳の娘が珍しく何度も読み返す本、私も面白いと感じる本
今朝のLIVEで話をしたら、共感くださった方から図書館では予約待ちだよー!と教えてもらえました。そうなんだなぁ。

作者さんはどのような想いでこちらの絵本を描いたのかというのまでは調べておりませんが、作者さんの小さい頃の思い出からか、またはご自身のお子さん目線でなのか。小学生くらいの男の子が登場するのですが、その子目線での「大ピンチ」を
面白おかしくレベル別・なりやすさ・分類別・類似案件などなど。
ゲームの攻略本のようにコミカルに描かれています。

決して攻略する為のものではない。ないんだけど、
全然共感しないけど〜と思えるものから、
わかる〜!面白い〜!って思えるものまで
多岐に渡る。

そう。そうなの。
この絵本の魅力は「大ピンチ」なんだけど、「コミカル」に描かれてるコトなんですよね。決して内容そのものにズバリ共感するというものだけが、
価値じゃない。


コミカルに描かれていることで、
・大変なことから楽しさを見出す視点
・楽しさそのもの
・余裕すら生まれてくる感覚
・大変という目線の世界だけじゃなくて、
多角度的に目線が存在していることに気づける
・捉え方の幅が広がる
・先を見通せる(そんなこともピンチになり得るのか!笑 
みたいな感じで頭の隅に入れられるメリット)
・動じないでいられる!と安心できる
・パターンを知れる
・自分なりのパターンとは?
と感情移入するだけでなく
ジブン事に考える見本を見せてくれている気がする

などなど。考えたらまだまだ出てきそうな感じがしてきます。

しかも。
表紙の小見出しでついているシールには

\この一冊で/
もういつピンチが来てもだいじょうぶだ!

ってあるの。

なかなか、今の世相を反映していると思いません?

大ピンチは、大人も子供も、怖いこと

今の世の中はもういつから突入してるかはアレですが、毎年毎年
先の見えないVUCAの時代だとか、
不透明な時代だとか、本当にいろんな出来事が
起こり続けている最中ですよね。

それを、怖いと捉えるのか。

それ、当たり前です。


でも、怖いって感じられるのっていうのはなんだか大人の方が強いんじゃないかな?って無意識に思うことあったんですよね。

子供時代から、「現実」をどんどん見せつけられて自分自身に縛りや抵抗やがんじがらめな状況へと
陥りやすいのは
子供よりも大人の方がよりリアルに強くなるのかな。という感覚があり。

でも、この絵本の視点は「大ピンチ」というものは何も大人だけじゃない。
子供ももちろん怖いものなんだよな。
これ書いてから何を当たり前な!って言われそうなんですが…

改めて、大人だけじゃなくて当たり前に子供も怖いって思うんだな。って感じたんです。

コミカルに描かれているというのは、コミカルな視点で物事を見ることができる
この絵本の魅力に、人々が惹かれる。
という意味ですから。

だから、そもそもピンチって、大前提「怖い」出発の視点なんだと思うんですよ。


先なんて見えない。「どう捉えるのか」がキモ

先なんて見えないんですよ。
こちらの絵本から感じとれる魅力の方に書きましたが
先が見通せる、とか、安心できる、とか、パターンを知れるとか。
様々な視点の魅力を感じられて、今回LIVEのテーマにしましたもん。

絵本の小見出しにも
これがあればだいじょうぶ!ってシール貼ってあるとかね。

でも、何度も言いますが、
先なんて見えないんですよ。

どんなに先が見通せたって、パターンを知れたって、安心できたって

先なんて、誰にも分からない。

でも、分からないからこそ、そこを「コミカル」に「楽しく」捉えようよ。

ってメッセージが絵本のいろんなところに散りばめられている。

これが最大の魅力で、読む人々を惹きつけている理由なんじゃないかな。

それが、なんだかムクムクと湧いて出てくる勇気のようなものとして
エネルギーが生まれてくる感覚があるんですよね。

で、先が見えないからこそ楽しく進んでいこうよ的なメッセージは
この今の時代大人向けによく発されているイメージがありました。
それは単に、私が大人だから。というだけかも知れません。

でもこの絵本を読むことによって
そもそも子供に対しても、これからの世の中を担っていく次世代のリーダーたちにも必須なメッセージだったんだなって。改めて感じられたワケなんです。

なんか、盲点だったな〜って。
そっか。子供も、怖いっていうピンチを、チャンスに変える視点を
コミカルに描かれると持ちやすいよな。と。

母親である、大人の私には刺さりまくりでした。
そして共通のメッセージを同時に共有できることだったんだなって改めて感じられた。そんな今日のLIVEテーマでした。

というか、LIVEではそんな深いとこまで話せてませんでしたが😅

また明日もゆるーりLIVEを配信しますので、どうぞお楽しみに。

最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。


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