女性であることの不利益

今回は福祉業界を渡り歩いたり、自分の経験から怒りを覚えていることに触れていきたいと思います。怒っているぞ!(仮想デモ)

同性介護というのがありますね。こと児童福祉において、男性の人材不足が深刻で、男性は男子を介助するんですが、女性は女子に加え男子を見させられることが常態化しがちです。結構多いです。私のように家庭内暴力や性暴力を受けている人にとっては、異性介助でトイレなど個室を閉めることだけで苦しくなってしまうこともあることを知ってほしい。

また、男性には男児から猥談を持ちかけられることもありますが、女性はふいに胸を児童に触られたり、指を可動範囲以上に曲げられるなど、見えないところで児童から被害を受けることがあります。私は何度もありました。ミーティングで言うようにはしていますが、言えない人には的になっていきそうです。

そういった精神的苦痛が重なって、実はこの子は見たくないな…という子が、苦手な児童ができてしまうこともあります。そんなときはなるべく見れる範囲で見て、無理なところはスタッフ同士助け合うのですが、チームワーク如何によっては精神的苦痛がかかります。

職位に性差別はないものの、こういった被害に正社員は毎日出勤しているので遭いやすく、施設の経営者が障害当事者のご家族だったりして、経営理念に同意しているのなら多少のことには目を瞑れという法的な労働環境未整備のことが多く、家族経営化しがちで人材流出しやすいです。

私はセクシャルフルイディティ(性的流動)当事者なのではと思っている者なので、就活時点で化粧とスカートが強制されるようならクソ喰らえと新卒ではやりませんでした。

ゆえに自由の風を愛するのですが、子供やご老人の支援は楽しいですよ。こちらが楽しいと、利用者も返してくださいます。
でもだからといって、性的に被る不利益を我慢しろって言うのが無理な話。

それを軽視して積み重ねて無理して頑張った結果が双極性障害でした。精神疾患になった方々、他業種でも頷けるはずです。

まあ、最近は金銭的待遇を改善しようと政策に乗り出しているようで、そこのところは期待しています。求められている介護職に限って女性が多く、賃金的に最低水準であることは世界的な問題傾向だということはよく業界では聞きますが。

どんなところなら働けるのか。最近はよく考えている視点です。

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