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ヨーロッパの美しい図書館

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実際に訪問したヨーロッパの美しい図書館を写真とともに紹介していきます。
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記事一覧

ヨーロッパの美しい図書館その11 エル・エスコリアル修道院図書館 【スペイン】

ご無沙汰しております。 2022年9月以降に緩和された入国制限を受けて、4度ヨーロッパに行ってきました。リハビリを兼ねて、約1年前のスペイン旅行時のことを適当に書いていきます。 ※館内写真撮影禁止でしたので、ちゃんとした写真はありません。 ■概要訪問時期:2023年5月2日  行ったところ:エル・エスコリアル修道院【スペイン】 アクセス:スペインの首都マドリードから電車で1時間程度 実際に使った鉄道でのアクセス 往路 Madrid Chamartin 駅から鉄道C3線

ヨーロッパの美しい図書館その10 チューリッヒ大学法学部図書館 【スイス】

2020年1月3日のこと大晦日のコミケ終了後、東京を出発し、 北京、ミュンヘン、ベルリン、シュトゥットガルト、 ストラスブール、コルマール、バーゼルを経て チューリッヒにやってきました。 チューリッヒと言えば、 スイス🇨🇭最大の都市で(首都はベルン)、 スイスの中心に位置します。 そんなチューリッヒにも美しい図書館があると聞いていたので、 図書館マニアとしては是非訪れたいなと思っていました。 その図書館は、チューリッヒ大学法学部図書館。 (Rechtswissensch

ヨーロッパの美しい図書館その6 アドモント修道院図書館 【オーストリア】

私が世界で最も美しいと思う図書館、 それがアドモント修道院図書館(The library of Admont Abbey)です。 思わず息を飲み込むほど美しいその白亜の図書館は、 見るもの全てを圧倒します。 アドモント修道院図書館 およそ1年前にこの図書館の存在を知ってから、 「自分は必ずここに行くんだ!」という強い意識を持って旅行の計画を練ってきました。 そして令和元年最初の日にアドモント修道院図書館を訪問したのでした。 出会いから、準備、そして達成までを含めて一

ヨーロッパの美しい図書館その9 シュトゥットガルト市立図書館 【ドイツ】

2019年12月31日、コミケ4日目にてサークル出展を終え、そのまま羽田空港から北京経由でドイツに向かいました。 我ながら無茶をしたと思います。 今回の旅程は現地滞在3.5日間で7都市を巡る過密スケジュールでした(いわゆる限界旅行)。 何故そんな無茶をしたかはさておき、今回のヨーロッパ旅行の目玉は2つありました。 そのうちの一つが、シュトゥットガルト市立図書館(Public Library Stuttgart)した。 外観 地下2階、地上9階のこの図書館、無機質な立方

C97 コミケ初サークル参加のお知らせ

ご無沙汰しております。 別にサボろうという気持ちはなかったのですが、結果的にnoteの更新を1ヶ月以上サボってしまいました。 理由があるのです。聞いてください。 夏コミ初参加時は今年8月に遡ります。 ムーンライトながらという夜行列車に乗って東京に行ったことは前にも書いたのですが(note)、オチにも書いているように、ひと夏で2回乗りました。 2週連続です。 1回目は茨城県・大洗へ、そして2回目はコミケ(夏コミ)へと向かいました。 コミケというイベントの存在は、初々しい月

ヨーロッパの美しい図書館 その8 クレムスミュンスター修道院図書館 【オーストリア】

先に白状しておきますと、こちら現地までは向かいましたが事前の情報確認不足ゆえに、実際に目にすることは叶いませんでした。 どういうことなのかは…これから説明します。 オーストリアにある世界一美しい(と勝手に思っている)アドモント修道院図書館(note)の観光を終え、次に向かったのはアドモントとリンツの間にあるクレムスミュンスター修道院(Kremsmünster Abbey)でした。 今回はリンツからではなく、アドモントからの帰りに立ち寄ったため、 最寄りのクレムスミュンスタ

ヨーロッパの美しい図書館その7 フュッセン市立博物館 【ドイツ】

ドイツの人気観光地ノイシュヴァンシュタイン城を現地ツアーで観光し終え、観光バスが次に向かったのはノイシュヴァンシュタイン城観光の拠点となる街、フュッセン(Füssen)です。 (ノイシュヴァンシュタイン城観光の事はこちらのnoteで紹介しています) フュッセンはミュンヘンから南西におよそ100km進んだところにある小さな街で、ロマンチック街道の終点や、ミュンヘンから電車でノイシュヴァンシュタイン城まで向かう際の終着駅があります。 ここからお城に向かうには、さらにバスやタクシ

ヨーロッパの美しい図書館その5  オーストリア国立図書館 【オーストリア】

オーストリアの首都ウィーンにはヨーロッパで隆盛を極めたハプスブルク家が600年以上に渡り王宮兼居城として利用してきたホーフブルク(王宮)があります。 そしてハプスブルク家はその宮殿の中に自らの図書館を持っていました。 それがオーストリア国立図書館(Österreichische Nationalbibliothek)です。 オーストリア国立図書館(プルンクザール) このバロック様式の図書館は神聖ローマ皇帝カール6世によって1730年に建てられました。 16世紀以降に記

ヨーロッパの美しい図書館その4 ザンクト・フロリアン修道院図書館 【オーストリア】

オーストリア国内には多数の美しい修道院が存在します。 中でも首都ウィーンと音楽祭で有名な都市ザルツブルクの間にある、第3の都市リンツ(Linz)周辺には、これから紹介するオーストリア最古のザンクト・フローリアン修道院図書館(聖フロリアン修道院 Stift St. Florian)や、クレムスミュンスター修道院図書館(Stift Kremsmünster)そしてアドモント修道院図書館(Stift Admont)などの美しい図書館があります。 各都市からリンツへの鉄道での所要時

ヨーロッパの美しい図書館その3  ストックホルム市立図書館 【スウェーデン】

私とヨーロッパの美しい図書館との最初の出会いは、プラハのストラホフ修道院図書館でした。 当時「世の中にはこんなにも美しい図書館があるんだ!」ととても興奮したのを覚えています。 以降、世界の様々な美しい図書館を調べているうちに出会ったうち一つが、このストックホルム市立図書館(Stockholms Stadsbibliotek)です。 ストックホルム市立図書館 この図書館の存在を知ったのが2018年1月頃、そして6月にストックホルム行きの航空券を買い、2019年4月に念願

ヨーロッパの美しい図書館その2 デンマーク王立図書館 【デンマーク】

スウェーデンの首都ストックホルムから夜行列車に乗ってデンマークの首都コペンハーゲンにやってきました。 無茶な行程を組んでしまったために、午前中しか滞在出来ないものの、行きたいの観光スポットは色々ありました。 世界三大がっかりスポットと揶揄される「人魚姫の像」、カラフルな街並みがとてもお洒落な港「ニューハウン」、どこか懐かしい香りがする遊園地「チボリ公園」、妹にお土産を頼まれた「スーパーマーケット イヤマ」、そして、デンマーク王立図書館(Det Kongelige Bibli

ヨーロッパの美しい図書館その1 ストラホフ修道院図書館 【チェコ】

「世界で最も美しい都市」としてよく名前が挙げられる、チェコの首都プラハは、観光客にとって嬉しい要素満載の素敵な街です。 私も海外旅行は周遊派のくせに、プラハには過去3回訪問するほどお気に入りです。 ヨーロッパ旅行に興味があるという人には是非おすすめしたい街です。 プラハをおすすめしたい7つの理由 ・ヨーロッパにしては物価が安い ・街並みがとても綺麗 ・治安が良い ・ヨーロッパらしい観光名所、見所がプラハの狭い地域に密集している ・地下鉄とトラムの路線がちょうどよいところを