見出し画像

両親の馴れ初め

今日は両親の結婚記念日だ。
46回目、だそう。

この父と母との間にしかわたしは生まれることはできなかったのだなぁ。


今まで両親の馴れ初めなんて興味すらなかったし、耳にすることもなかったけど急に父が話し始めた。


父と母は職場で出会った。
グループ会社の所属だったので直接同じオフィスってわけではない。

先輩や同僚との繋がりである日イベントでたまたま居合わせた。
それが父と母の最初の出会い。


父は先輩Aと同僚の男3人組で参加、母は同僚の女性と参加。
イベントの終わり際、
母は先輩Aから電話番号を聞かれ(当時はスマホなんてないから家電)答えたそうで、
その番号を盗み聞きして暗記→電話してきたのが父なんだって笑
抜け駆けじゃねーかよ、自分で番号聞けや笑
(それぐらいせな生き残られへんで!ガハハ!と父は笑ってた笑)


母曰く、先輩Aは家にかける勇気がなくて会社の母の内線にかけて「またお茶でもいこう」って誘ってきたんだってさ。
行動力の上で父が上回ってたのかもね。


そこから2人のお付き合いは始まったらしい。
(ちなみに、母は同時期他の男性からも言い寄られてたらしくめちゃくちゃにモテてたんだってよ😂
母がモテる過去を持ってたのを初めて知る娘!笑)


付き合い始めて1年後、母の方から1度振ったらしい。
衝撃!!笑
(普段人を振ったりするようなタイプの母じゃないから、めちゃくちゃ衝撃!母案外やり手だった疑惑!!)


それから、1ヶ月ぐらいして?母からまたコンタクトを取ってお付き合いし直した。
当時、22歳の父は佐賀の田舎から神戸の大企業に働きに出てきて貯金が全くなかったらしく、
再度お付き合いが始まったと同時に岡山・倉敷と兵庫・明石の遠恋になり、
その間に父は結婚資金を貯めたんだって。



こんなリアルな当時の話、初めて聞いたから本当に新鮮だった!

それに、わたしが生まれたとき父と母はすでに「父と母」でしかなかったから、
20代があって告白して恋愛して結婚があるなんて理解できてなかった。
ましてや別れたことがあるなんて余計知らなかった。


わたしにとって「家族」は人生のテーマ。
これまで見向きもしなかったけれど、
「家族」に意識を向けたらそちらのポータルが開いて入る情報が変わってきた。


父と母には感謝。
この人たちの元に生まれることができてよかった。
この2人を安心させるために逞しく生きようと決めた。

サポートして頂けるとめちゃくちゃ励みになります! ありがとうございます!