まとめ

今週は若い中小型テクノロジーだけではなく全体的な中小型株への資金流入とDOW構成銘柄のような伝統的な大型株への資金流入が生じたことで、Russel2000は重要な200dmaの節目を出来高を伴なってBreak outし、DOWは急騰して新高値のレジスタンスに迫っている。Russel2000とDOWへの資金流入によってNVDA、TSLA、GOOGなどを筆頭にマグニフィセントセブン株の弱含みをカバーしていることでNasdaqとS&P500の緩やかなPull backを演出している。また、これらのローテーションと同時にオイル(USO)とLNG船から明確な資金流出が継続していることは心強い。個別株は若いIPO株群から魅力的なSetupが増加している。
 
一方で、ADラインのダイバージェンス、10dmaと20dma上で推移している株は過去の調整水準に達しており、短期的な調整は否めない。もし調整が入る場合はDOWが1番最初に引き戻しに入るとみている。
 
市場の上昇サイクルを1番先行して反映しているテクノロジーETF（XLK）の今月足は新高値を終値レベルで大陽線丸坊主でBreak outしCloseした。しかし、出来高は平均以下に加えて前月比で減少しており、引き戻しが生じる可能性が高い。この場合は＄175-180が目安になるだろう。もっとマクロでみると、今年の足が昨年足をアウトサイドしてCloseするのを見たい。

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