まとめ

主要指数は7月のレジスタンスにへばりついてHVCラインでのTight ActionとDryupが生じており、買いのパワーバランスの強さを示している。
 
オイル関連を中心とした資源Groupから資金流出が続き、今週はフォロースルーを先導したRusell2000を構成するような特に割安な位置にあるグロースを中心とした中小型株と一部の割安な中小型バリューへの資金流入が再び生じ、同時にすべてのSector&Groupが健全な幅を維持した。
フォロースルーからの資金のローテーションの流れをおさらいすると、
オイル関連からの資金流出とSoftwareを中心とした一部の中小型株への大きな資金流入からはじまり、続いて大型株への資金流入、中小型は200dmaを前に1度失速したが今週の中小型株はSoftwarewを中心としたテクノロジーから幅広いSector&Groupへの資金流入が生じた。一方でオイルは200dmaをGap downで割り込んだ。
 
個別株のベースBreak outはAI関連のSoftwareとCHIPSのみではなく、Home constructionやMachine Industrials, Investment banksなど幅を拡大しており、今のところBreak out後も高値圏を維持しておりPivot内に戻している銘柄は少ない。現在Break outしている先導グループの銘柄たちは安値から一機に急騰したのち正規PivotでのBreak outが大半であり、トレード時間軸の自分のEdgeではまだ購入できる位置にある銘柄は少ない。焦ることなく規律を守り一貫したEdgeが整ったら購入する。また、来週火曜日のNVDAの決算結果に対する市場の反応は、現在の指数のTight Actionからの方向を決める要素になる唯一の材料である。
 
メディアを中心に一般大衆の間では楽観的ムードが漂いはじめているが、主要指数は市場最高値のレジスタンスまでいくつかのレジスタンスを超える必要がある。今月足が出来高を伴なって失速しないか確認することは重要であり、市場を先導しているTechnology ETF(XLK)の月足が市場最高値のPivot levelを出来高を伴なって終値でBreak outできるのか注目している。

Weekly Focus List

PLTR, DUOL, ROVR, MNSO, DKNG, DASH, KD, QLYS, INFA, MDB, ANET, PINS, PSN, FCN, GRMN

Stocks Watch List

DUOL, PLTR, MNSO, ROVR, DASH, DKNG, PDD, SHOP, KD, VRNS, ANET, INFA, MDB, NOW, QLYS, NVDA, VRT, MOG.A, PINS, VERX, CUBI, ATGE, COR, DELL, CAH, PSN, FCN, MSTR, AVGO, GRMN, SPOT
※DV Score順、全てRSzoneとアキュムレーションをクリアしている。