まとめ

Nasdaq と NYSE 取引所では前週比の出来高が増加しているが、ETF ベースでは前週比で減少して おり、出来高と価格が一致しない例外足となっている。また前週足と前々週足は売りの HVC で ありそれを下回る週足で確定した点に少し違和感がある。

一方で DOW と IWM(Russel2000)ETF は大陽線丸坊主の HVC で Close しており、市場全体の上昇 はこの２つに構成されるような銘柄が主導していることがわかる。細かくみると割安なバリュ ー株と割安なグロース株に個人レベルではない大きな資金流入が生じた。IBD によれば全主要 指数が一斉にフォロースルーを生じるのは珍しいとのことで、52 週 High/Low も改善してお り、明らかに市場の流れは変わってきている。しかし、個別株レベルでは出来高を伴なって大 きく反発したことで Edge の一部を満たす銘柄が増加したが自分の Edge では市場が下落調整中にRSが下降していた銘柄群で特に大きく上昇しており、まだベースの右側 の形成に至っていない銘柄が大半である。このような点からショートカバーによる一過性の反発の可能性に終わって下落が再開する可能性もまだあるため、来週に監視している銘柄たちの値動きが横に移動し て Setup が完成する銘柄が増えると同時に QQQ と SPY で主要な抵抗ラインを上抜きさらに明確な出来高を伴なった Follow through on follow が生じるか見たい。

加えて、NVDAやADBEなど大型グロースへの出来高の入り方にも違和感があり、これらの動向にも注目したい。

主要指数の金曜日の引け間際 1 時間の失速をみると週明け に 50dma または直近の節目ラインまで Pull back を行う蓋然性があるためその過程と接触時の出 来高と値動きに注目である。特に注目しているリーダー候補グループは Computer Software Database である。

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