私はお腹が空かない②子どもが少食で悩む親御さんへ

昨日、お腹が空かないことについて書いてみたが、誤解を招くといけないので、少し書き足したい。

私はお腹が空く感覚が鈍いだけであって、食べることが嫌いなわけではない。むしろ美味しいものは大好きで、いろいろと食べ歩くこともある。

ただ、自分の許容量というものがあり、それが一般的な人と比べるとかなり少ないようなので、食べ過ぎないように気を配っている。またお昼にたくさん食べた時は夜を食べないなどの工夫をしている。


食べないから体力がないんだ、無理をしてでも食べないと


長いことこの言葉に苦しめられた。この年になっても未だに親や親戚から言われる。

特に子どもの頃は大人のいうことは絶対であるから、いくら苦しくても、食べろと言われたら食べざるを得ず、その後具合が悪くなり食べられなくなることもしばしばあった。

結局のところ、自分の食べられる量、消化に有する時間は自分にしかわからない、そして、食べ過ぎた後の苦しさがわかっているため、無理をして食べたくない。

かと言ってそれを伝えるだけの語彙もないため、いやいやをする。

恐怖心から食べることを拒む子どもも多いのではないかと感じた。


たくさん食べる子はいい子だ、なんで食べないんだと言われ続けると、おのずと自己肯定感が低くなる。

小食の子どもは、子どもなりに悩んでいる。

なぜ自分は当たり前のようにみんなと同じに食べることができないのか。


大人は言葉でがんじがらめにするのではなく、食べることが嫌いにならないよう、栄養バランスを考え、食べる時間を楽しむ工夫をしてほしい。

量を食べることができなくても、バランスよく食べていたらそれで充分なんだということを教え、安心感を与えてあげてほしい。


たくさん食べられるのが当たり前だと思っている人にとっては、私のような存在はかなりマイノリティーであるため、受け入れられないかもしれない。

それでも、自分の意見を押し付けるのではなく、想像力を働かせることにより、少ない量でも栄養になるような食べ方ができるように、働きかけてほしい。

食欲は決して気の持ちようで変わるものではない



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