春のかけら

画像1 「この冬は、雪が少なかったね」…ってそんな会話が合言葉の様に、集落で顔を見れば声を交わす。真っ白な雪景色のモノクロの世界から、『春』と言う色のついたパズルのピースを置いていく様にして、春が始まる。
画像2 玄関前の踏み石の脇。踏まれる場所なのに、オオイヌノフグリが春の空色を散らしたみたいに咲いていました。
画像3 テケテケと歩けば、雪が解けた傍らでふきのとうが顔を出していて、心の中で『♪』がビョコン!ってしました。
画像4 雪の下や枯れ葉の中でも、春の光を受け止めて大きくなっているふきのとう。雪や枯れ葉を除いた途端に、ぱぁ〜…って葉を広げるのだもの。命って凄い。
画像5 先ずは、定番の天ぷら。石川県珠洲市の藻塩をちょこんと付けて頂くんです。ここのふきのとうは、苦味やえぐみがあまりなくて、美味しいんです。
画像6 本物の道草も頂いた事ですし…私の春の定番のお菓子を作りましょう♪って、きな粉で作るすはまの用意。
画像7 黄色いきな粉は、そら豆のカタチ。青きな粉は、わらびのカタチ。きな粉と水飴と砂糖だけで作る、きな粉を楽しむ素朴なお菓子。大地の中から小さな拳を覗かせた早蕨。このカタチを作りながら、春だなぁと思うのです。
画像8 我が家のヒアシンスも、葉の間から蕾を覗かせた始めました。甘い香りが届くのももう少し。春のかけらを拾い集めたら、手のひらいっぱい!です。

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