九州の雪。 2018.1.16

僕は山の人である。ある時期からそう自覚するようになった。南の海でリラックスする我が身を夢想したこともあるが、実際にそんな場所に身を置いてみると、得も言われぬ違和感が湧き上がり、戸惑った覚えがある。気付いたらもう20年近く、山のそばに暮らしている。

山やその周辺に住むと、九州と言えども夏は涼しく冬は寒い気候が手に入る。夏に限って言えば、盆地である日田は、必ずしもその例にあらずだが、概ねそういうこと

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霧に惹かれて。 2018.1.11

霧が好きだ。朝目覚めて、外が濃霧だとわかったとき、胸の奥からワクワクが湧いてくる。雪のそれとも違う、霧には霧の高鳴りがある。日田は特に霧が多く、冬から春にかけて、外気温と川の水温の差で生まれる霧を、特に底霧と言う。これが盆地全体を覆うのだ。

霧は濃ければ濃いほどいい。これまでの人生で最上の濃霧は、40年程前に味わった大分県九重、飯田高原の霧だった。ドライブ先の現地で数メートル先も見えない、文字通

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災禍の振る舞い。 2018.1.5

昨夏、僕らが12年暮らした福岡県朝倉郡東峰村とその周辺は、未曾有の水害に見舞われた。僕らがいたエリアも何カ所も崖が崩れ、道路が寸断され、水道が止まり、電気が消えた。地区によっては家や店が流れ、痛ましい犠牲者も出た。僕はなにもできず、ただ悶々とした。

年始の挨拶という名目でようやく訪れた故郷。家族4人の本籍を定めた集落は、爪痕を残しつつも穏やかな時間を刻んでいた。人々は気丈で頼もしかった。村を抜け

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ふるさとがある幸せ

生まれ育った街が好き。
どんなに田舎でも、どんなに不便でも。

小さいころの思い出と地元のあらゆる場所が結びついていて、帰ってくると「ああ、帰ってきた」とほっとする。

毎日学校終わりにドッチボールをして遊んだ神社や、ザリガニ釣りをした田んぼ、友達のおばあちゃんがやっている駄菓子屋さん…

これから先、素敵な街や便利な土地に移り住んでも心から安心する、心から好きだと思うのは自分の故郷だなと思う。

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花火の匂いと涼しい夏。

7月も半ばだというのに涼しいまいにち。

今年は全国的にもあまり暑くないようですね。

島へ越してからはじめての夏。
天気がよければ日中は少しあついけど、夕方には涼しい風が。

東京の暑さが苦手だったので、今後の夏に期待しています。今のところクーラーいらず、寝苦しい夜とは無縁です。

東京に15年ほど住んで苦手な夏が得意になったけど、こちらが過ごしやすすぎてまた逆戻りしそう。

そんな先日は夫

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あんときのデジカメ 雨の日は偕行社かふぇで優雅なひととき with PENTAX Optio S4i

(はじめに)梅雨日の休日、近所の偕行社かふぇでお茶しました。雨の日はお客さんも少なく、貸し切り気分。雨の日は喫茶店がおすすめです。その情景をPENTAX Optio S4i でスケッチしてみました。

雨の日は紅茶が似合うのよ

 先日、『朝日新聞』掲載の「声」の欄にしばし視線が集中しました。梅雨時など雨の日の過ごし方を回想された投書です。

 私が中学生の頃からだと思う。今は亡き母は、雨が降ると

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なぜ魚釣り? 2018.2.25

今年もあと数日で、ヤマメ釣りの解禁。3/1。全国で地域差は多少あるが、ほぼ同じこの佳き日にシーズンが始まる。僕は、いつの間にか齢を重ねて、ついに39年目に突入。今年も初夏まで、悲観と楽観の滑稽な往復を続けるのだ。あ、その後の友釣りも、それは同じか。

10代の終わりに陥った精神の落ち込み、心身の混乱。もがき続けていたあの日あの時、僕は突然釣りがしたくなった。それは衝動。一気にフライフィッシングに辿

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うまれてはじめて、秘境に行った

無表情でこちらに向かって走ってくる集団がいた。彼らはモーニングオブザジョギングデッド。朝だけ現れるゾンビの一種だ。
日の出とともに全国の巨大な池や建造物の周りに出現し、左回りに周回移動する習性を持っている。基本的に無害で、人を噛むことはめったにない。
独特の習性は皇居の周辺警備にも利用されているほか、彼らの運動エネルギーを発電に転用する技術も開発中である。

その日、俺は軽自動車の後部座席にだらし

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古民家改装計画で頭がいっぱい。

秋に引っ越し予定の古民家のリフォーム計画で、頭の中が楽しく散らかって来た。

現在も、空き家バンクに登録されている築40年越えの戸建ての借家に住んでいるので古民家→古民家に移動する。

今の家もコンパクトでちょうど良い広さ立地も申し分ないが、納屋がないので土の付いたものや道具を収める場所がなくどうしても玄関周りが散らかってしまうのが悩みだ。

次の物件は納屋があるので、その悩みは解消しそうだ。

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ウェッティな東京とドライな長野_#16

2泊3日で、東京出張に行ってきた。
とは言っても、ほとんど移動時間と仕事だったため、プライベートな時間は弾丸であった。

忙しない。

美容院に行き、髪をメンテナンス。
前職の同僚とご飯を食べる。
母親と買い物。

東京にいると、物欲を満たすものならなんでもあるもんで。
とりあえず最低限のものを購入し、いざ新宿へ。
不必要なものは買わないと決めた。

相変わらずのひと。
3分に1本の電車。
降りる

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