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染めが伝える日本のはなし

Candlebark school にて日本の染めの授業を行った。



なぜ、日本の授業として染め物を選んだかというと、染めの授業ではたくさんの日本の事が伝えられる。


日本は世界で皇室が一番長く続いている最古の国としてギネスブックにも載っている。

食べ物、髪型、服装、言葉、独自の文化を築いてきた。
納豆や生卵、塩辛なんていうのは、未だに日本独特。夏祭りは浴衣美人。


藍染の歴史も古く、藍染の色作りの繊細な工程はまさに職人技。誇れるものがある。

藍染は日本中に親しまれ、街のあちこちに藍色。
開国後に日本を訪れた外国人はその美しさに心動かされ「Japan Blue」と呼んだ。

日本代表サッカーチームのユニフォームは青だし、「SAMURAI BLUE」と歌をうたう。
「さー、ゆけ!サムライブルー!いつも俺たちがついてるぜ!大和魂みせてやれ」て肩組んでワールドカップの応援してた時は、なんだかグッときたな〜〜。大和魂って、皆んな思ってるんだーって仲間意識。(余談!)


柄のつけ方も日本得意の「たたみ絞り」を紹介する。畳む事に関しての記事はこちら。 https://note.mu/fumi2946/n/nf87e54af8e1f

着物も折り畳んでしまう。
扇子も、三面鏡も、提灯もコンパクトになる。
風呂敷は用途たくさん。

染物も、折り紙のように、畳むことで綺麗な柄をつけることが出来る。

きっちり端と端を揃えて折り畳むと綺麗な線がつく。(綺麗でなくてもオリジナリティある染め方が出来るので、どの子も成功することが出来るのが染物のいいところ。)

(私の作った麻の葉模様も、アイロンをかけながら作った。)

着物一反12メートル50センチの長さを、全て同じ柄で染めるとは、、
これぞ日本得意の職人技。


畳む日本の文化を、楽しみながら学び、子どもたちの様子を見ていると興味を持ってくれたと思う。

玉ねぎの皮を使って黄色や黄土色に。
汚れた服を染め直してもいいし、気分を変えて色をつけてもいい。
身近にあるもので随分楽しめるのが染め物。
ハーブ、果物、野菜、コーヒー、土などいろんな色のつけ方がある。


ほんの1時間半の作業だったが、私にとっては「夢が叶った!」ほどのあっという間の時間。



「子どもたちと染物をする」って、日本でやってる事と同じだなぁ〜と感じながら、国外で行う事の意味、文化交流の意味、それらが世界を救うと信じて行っている。

自信がつき、可能性がまた広がった。

次は何に挑戦しようかな。

受け入れてくれた先生や子どもたちに感謝。

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