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5歳の経営方針

前回多くの感動を誘った「4歳の経営者」の続きとなる物語がある。https://note.mu/fumi2946/n/n3a1de4e53eec

今回の舞台もいるかマーケット。
4歳の絵本屋さんに引き続き、5歳も立ち上がり絵本屋さんを開業することになった。

今回は5歳の彼女のストーリー。(右の子)

4歳「へい、らっしゃ〜い!」「これどお?!」と前回の調子で手作りの本を売る。

5歳「…(そわそわ)」彼女は物静かだが品揃えは最高。


この対になる2人の絵本屋さんが隣同士で出店しているのも面白く見ものだが、話はここから。

時は昼どきになり
お昼ご飯を奥で食べ始める5歳。
店番はなし。

お客さんが来た!

スタッフが「お客さん来たよ!」と焦り気味で5歳の彼女に駆け寄るが
彼女の返事というと

「あ〜、ろっちゃんとこ(4歳の絵本屋)行ってー!もぐもぐ。」

スタッフはその姿を見て
これはぶったまげた!
ダンッてなった。

お客さんをライバル店に譲り自分はご飯を食べ続ける。
彼女は、今はご飯が食べたい。

彼女にとって「売れることやお金」が重要ではない。

今ご飯を食べること、隣のお店が潤うこと、お客さんが満足すること、それで良い。
隣のお店はライバル店ではなく仲間。

地域作りのヒントになりそう。


そういえば、彼女はいつもそう。
おとなしくも、周りに左右されない自分スタイルを貫く強さがある。

例えばお寿司ケーキのデコレーション。
こんな感じで、好き放題にかわいくできる。

しかし彼女はこれ。
シンプル イズ ベスト。

4歳がバリバリ営業する横で、「売らないといけない」の枠にははまらず、ご飯を食べ続ける彼女。

「何言ってんの!本売らないと売り上げ出ないよ!戻って戻って!」
と言わず、その姿にすぐさま感動するスタッフ。

子どもをそのまま尊重しているスタッフがいてくれるから、今を大事にしながら、自分スタイルを貫くという勇気が与えられてるんだ。

ほんの一言のストーリーだが
彼女がここ、いるかビレッジで成長していることを実感した。

最近のちゃいるーかの森は
お店屋さんごっこでは止まらない、リアル出店に力を入れている。


2017年3月18日のいるかビレッジ祭りでもリアル出店しているので、彼女たちの勇姿を見届けてください!


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