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ブルーベリー瞑想のすすめ①

オーストラリアで初めての仕事、1ヶ月テント暮らしのブルーベリー農園。

ブルーベリー瞑想(1日5時間続くブルーベリーの収穫)で数々の自分に出会い、気付きがいくつもある。
これらの経験が素晴らしすぎるので、やり方や気をつけることを共有したい。

(この話は5話まで続きます)

寂しくて泣いたXmas

ひとりテントと寝袋と少しの食料を持って到着した山の中。
「行き当たりバッチリなんとかなる」と勢いでやって来た。

山の中過ぎるここは、携帯の電波が届かない。オーナーはアルコール中毒。
食料は少ししか持ってきてない。
交通手段はない。テントは寒いし硬い。

「Xmasなのに」と寂しくて泣いた。

Xmasの理想と現実のギャップに落胆。最悪のXmasだととしばらくまじ泣きしながらブルーベリー農園を歩いた。

ひとしきり泣いた後はリセット。
改めて泣いた時の自分を分析しはじめる。
(これは思考優位になりがちな私にとって、いいクセだと自信ある)

【すぐ泣く。泣いた後は分析する】

分析の仕方は、なぜなぜ呪文。

(質問しかしない自分との対話方法)

・泣いた直接の理由は?→寂しかった。
・なんで寂しかった?→Xmasらしくパーティして楽しく過ごしたかった。
・ここではできない?→出来ない。
・なんで?→・・・出来る。

【自分をみつけたら喜ぶ】

誰かに楽しませてもらわないと楽しめない依存してる私を見つけた。それは自信のなさの表れ。相手は知らない外国人、会話もまともに出来ない、人見知りの私が登場していた。この時はアイテムを見つけたようで嬉しい!

私は今からでもXmasを楽しめる。そもそも信者じゃない

・信者でもないのになんでXmasにこだわるの?(なぜなぜ呪文が始まる)、、といった具合で、深掘りをしていく。

いろんな「こんな私、いたんだ!」「知ってたけど、認めてませんでした、ごめん!」な調子でなぜなぜ呪文が終わる。
これらは一部の気付き。


その後、みんなの所にもどると、テントのデコレーションが始まっていた。「なぬー!素晴らしい!この人たちは、自分で楽しもうとしてる自立した人だ!」と尊敬の眼差しでデコレーションを共にした。

寒く風がビュービューの山の中のクリスマスで、もらったビールを飲んで乾杯した。贅沢でもないし、寒いXmasだけど、「あたし、この経験がしたくてオーストラリア来たんだ」は震えながらニヤケていた。


【なぜなぜ呪文の気をつけること】

⑴ひとのせいにしだしたら、質問を変える
(ベクトルはいつも自分。答えは自分にしか言わないからシンプル)

⑵小さな質問と、大きな質問をする
(なぜXmasにこだわる?は小さな質問。なぜあなたはここにいるの?は大きな質問。)

⑶対象にする感情はひとつじゃないことを知っておく
(Xmasの寂しさだけじゃなくて、行先の分からない不安や、大自然の怖さもあったと気付いておく)

⑷だいたい落ち着いたらスキップで帰る
(この作業がいちばん大切!!スキップしてるとネガティブなこと考えられない)


【まとめ】

怒りや暴力や人を困らせる感情は、少し離れたところで発散させる。

その後の分析は、ネガティヴ思考の癖にとりつかれないようにするために、自分ベクトルのなぜなぜ呪文で対話して落ち着いていく。まさかの自分を発見することも。

そのうちに「本当にしたいこと、したかったこと」が分かり喜びがわいてくる。

その喜びのお祝いも含めて、歌いながら帰るかスキップして帰る。

混乱=「初めての環境、知らない経験」が教えてくれる学びということ。

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