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京都の旅

今から6年ぐらい前でしょうか?

ある人の施術を受けていたら、
急にその方の事が愛おしくなって、「この人を幸せにしたい。私ができる事って何だろう?」と心の中で湧き上がる感情が芽生えました。

数ヶ月後か1年後の次の施術の時も同じだったのですが、変な愛の告白みたいなのでずっと胸にしまっていました。

家族でもなければ恋人でもないのに、なぜか愛おしくて、幸せでいて欲しいというこの感情はなぜ芽生えてしまったのか?
強烈に感情が動いたのは、この2回だけした。

あれから何度か彼女と会う機会があって「いい感じですよ!」とか「嬉しい」「よかった」という言葉はよく耳にしましたが、昨日はついに「幸せ」という言葉を祝福のシャワーみたいに何度もいただきました。

烏滸がましくも、
何かビジネスで私が手助けできる事はないかな?とか当時の私はそこしか頭が回っていなかった。

結局わかったのは、
私が幸せであることが
彼女の幸せであったこと。

自分のこと以上に
私が幸せで豊かであることを
心から喜んでくださり、
何度も何度も「今日は本当に幸せだわ」と言ってくださったこと。

これは家族にも言えることで、
私が働こうが、毎日武道にどっぷり浸かっていようが、
毎日TV見て遊んで暮らそうが、
私が毎日楽しそうに笑って、
私を取り巻くもの全てに感謝して過ごしていれば、案外周りは幸せな気持ちになるのかもしれない。

つい、昭和の世界に戻ろうとしたり、修行や苦行の道を進みたがたりしてしまいますが、豊かさを認め受け取る。
そして大事な物や人を大事にし、心の中を好きで満たす。

すごくシンプルなことだった。

今までの人生がジェットコースターのようだったので、いきなり目の前に自分が望んでいたものがポンと差し出されると、本当に受け取ってもいいのだろうかと腰が引けてましたが、ありがたく受け取ろうと思います。

武道の世界大会、国際講習会に始まり、京都での時間。
すごく濃い2週間でした。

残念なことに
今日で京都の旅は終了です。
今日から兵庫に移動します。

2023.10.20