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「AI崩壊」に思ったこと

コロナワクチンの1回目を打ったので、当日と翌日は息子が寝たあとは資格の勉強も休んで思う存分ゴロゴロすると決めた。
で、アマプラで「AI崩壊」という映画を観た。

Twitterを読んでくださってる方はお気づきかと思うが、私は今季ドラマのTOKYO MERをきっかけに(元々そこそこ好きだったけど)賀来賢人にハマり、特にお笑いではなくシリアス演技の賀来賢人が好きで、この映画に興味を持ったのだ。

賀来賢人は言わずもがなよかったのであるが、そして岩ちゃんも大沢たかおも味があってよかったのだが、ここでは作品そのものについて思ったことを書く。以下ネタバレあり。

舞台は2030年の日本。医療AIが実用化され、人々の生活においてAIはもはや社会インフラに。そんなある日、AIが突然暴走し、生きる価値のある人ない人の選別を勝手に始める、という話。

SFにしては近未来感がない、という口コミを見かけたが、たかたが10年先の未来、ファンタジーレベルの技術がこの日本で実装化されているはずもないであろうし、近未来感のある部分と昭和からそのまま変わっていないんだろうなと思われる部分のバランスが見事。クルマとか、医療とかはAIが搭載されて便利になっていくけど、それによって仕事を奪われた人は文句を言うし、地方はAI化から取り残されてるし、妙にリアルだった。ああ、10年後、ほんとにこんな感じかも、と思わされるような。

最後の方で週刊誌記者が主人公に「AIは人を幸せにすると思いますか」という質問を投げかける。それに対して主人公はその場では言葉を濁したが、自身の娘に改めて聞かれた際に「それって『親が子供を幸せにすると思うか』と言い換えられると思う」と答える。どんなに暮らしが便利になっても、どんなに周りに環境を整えてもらっても、結局は自分の頭を使って、自分の人生に責任を持って生きていかないと幸せだなることはできない、ということだと思った。自分の子にもいつか伝えたい、大切なこと。

久しぶりに一気見した映画でした🎬

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