こんにちは、Fonです！
少しずつ秋の空気が感じられる季節になりましたが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか？

今回は"coffee break"ということで、
少しパイロットの話から外れて
私のちょっとした価値観についてお話できればと思います。

というのも、私が最も尊敬する友人が
国際協力に関する熱とパッションを抱いて
バングラデシュへ一人で旅立っていく姿を見て
そのnote記事を見て感化されたことがきっかけです。
みなさんも是非ご覧になってみることを勧めます！

夢って怖いです。

今更どうしたと思うかもしれません。
今までのブログでは私の「やったこと」を中心に話してきましたが、
こういう「心の中身」についてはあまり触れることができませんでした。

「夢を抱く」という語句を聞いて、みなさんはどのようなイメージを持ちますか？

私は大学２年生の３月に生まれて初めて「将来の夢」というものを持ちましたが、
「あのかっこいいパイロットに将来自分がなってるなんて！」「憧れるなぁ！」
ってワクワクな気持ちが溢れんばかりの状態でした。

Instagramのストーリーでも日々の勉強記録や、近況報告を中心に
日々投稿していて、見返してみても、良いことばっかり...（笑）

でも今振り返れば、
その時はまだ、自分は”夢”を持っていない状態だったと断言できます。

どういうことか。

私にとってその「ワクワクでいっぱい」の状態は
まだ”夢”ではなくて

”ただ口から発している憧れ”

だったのかなと考えるからです。

その”憧れ”を口から発し続けて半年ほど経ち、
日々の勉強記録・進捗報告に加えて、
実際の選考や数々の試験の結果についても発信するようになりました。

そうすると、今までの「ワクワクしかない」状態から一転。

「自慢じゃん」

「そんな理想ばっか言って。」

「意識高いね」

「頑張ってるアピールに見えるよ」

「そのやり方よくないと思う」

「パイロットだけが仕事じゃない」

「夢よりもまず働いてお金稼いで安定になることが大事でしょ」

これらは実際にこれまでの１年半の夢旅路の中で
言われたり人伝えで耳にした言葉の一部です。

「そんなの気にせず前へ進もうよ」

心ではわかっています。こう思って前に進みたいです。
それでも本音は、胸に矢が突き刺さるほど辛い...。

確かにこれまでは、高校受験をして偏差値の高めな高校に行き、
なんとなく部活に入り、また受験勉強をして四年生大学へという
至って特筆することのないキャリアを歩んできました。

それでもつまらなかったわけではなく、
”普通”に学生生活を楽しんでいました。

"普通”に生活を送る分には誰からも何も言われないので
自由奔放で周りからの圧力もなく、平凡な生活でした。

それとは一転。
大学三年生になって、
生まれて初めて「将来の夢」というものを持ち始めると...

周囲の“ざわざわ声”

これが自分の頭の中に襲いかかるような気持ちになっていました。

この時は、私の本当の”夢”が生まれた瞬間でもありました。

このまま進むの、本当は怖い。
それでも心から応援してくれている素敵な仲間もいるし
ここで諦めるのも怖い。

Instagramでは前向きな姿を見せていたけれど
一時期は手の震えが止まらなくなるほどの恐怖に襲われていました。

今現在構築している将来のキャリアプランも、以前とははるかに
「前代未聞」なもので、現役の日本人パイロットの方にも良い目をされないことが多々あります。

”口に出す憧れ”が”夢”になった瞬間、恐怖に襲われる。

「前代未聞なこと」
「周りがやってないこと」
「リスキーなこと」

これらの挑戦には必ず逆風が付き物。

それを包み隠しておく心のキャパシティもなくなり、
Instagramストーリーでは”夢”を持ち始めた時から徐々に
その逆風の内容も共有するようにしています。

こんな恐怖が続く中、常に私の頭の中にある映像を紹介します。

飛行機はいつも向かい風を受けて空を飛ぶ。

飛行機は私にとって、
いつも人生について教えてくれる存在です。

その人生を教えてくれる飛行機を操縦して、
自身でフライト人生を築き上げていきたい。

理想、大きすぎたかな？（笑）

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました！
まだまだこれからもずっと恐怖の日々は続きます。
そんなFonでも、みなさんにこうやって言葉に残すことで
少しでも前へ前へ、時には一歩後ろへ
地道に進んでいきたいと思います。

是非コメントやいいね👍いただけると本当に励みになりますので
お願いします。

ありがとうございました！

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