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3冊の気になる往復書簡集

1・ヤーコブソン/レヴィ=ストロース往復書簡 1942-1982

ロマーン・ヤーコブソン クロード・レヴィ=ストロース 著
エマニュエル・ロワイエ パトリス・マニグリエ 編
小林徹 訳
みすず書房

ヤーコブソンの三角形をレヴィ=ストロースが応用した、というそれだけしか知らないけれど、「ボードレールの「猫たち」」という共著論文もあったのね。
構造主義という一代潮流を築き上げた二人の思想家の往復書簡集。これはじっくり読みたい・・・けど、8800円(税込)。

関連書籍(この書簡集に直接関係しないけれど貼っておく(以降も同じ))


2・セザンヌ=ゾラ往復書簡 1858-1887

ポール・セザンヌ エミール・ゾラ 著
アンリ・ミトラン 校訂・解説・注
吉田典子 高橋愛 訳
法政大学出版局(叢書・ウニベルシタス)

両者とも南仏エクサン=プロヴァンスにルーツを持つ。
前にゾラの「制作」読んでこの二人の深い友情を知った。その解説では、「制作」でセザンヌをモデルに作品を書いたことで、セザンヌから非難されて断交したとあるが、この書簡集によれば、実はその説を覆すような発見もあった、とか。これも気になる(こちらは5940円(税込))。

関連書籍


3・アーレント=マッカーシー往復書簡 知的生活のスカウトたち

ハンナ・アーレント メアリ・マッカーシー 著
キャロル・ブライトマン 編
佐藤佐智子 訳
法政大学出版局(叢書・ウニベルシタス)

こちらはほんの少しだけ読んだことあり。なかなか対極的な二人だと思うけれど、結構率直に意見を交わしていたのがわかる。当時のベトナム戦争への対応とかも書かれていた。こちらは品切。

関連書籍


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