見出し画像

「ルネサンスの文学」 清水孝純

講談社学術文庫


従者の欠如


ルネサンス文学の本も読み進めている。ドン・キホーテとかドン・フワンとかファウストにもなんか真っ正直でいい味出してる従者が出て来る。(ファウストの「従者」ってのはメフィストさんなのだけど(笑))
近代から現代にかけて、国民主義ということで人々の同一化が進行してきたとすれば、いなくなったのは自我が誇大化している主人公達ではなく、従者達の方では?
国民皆ドン・キホーテ、ドン・フワン、ファウスト…か。
サンチョ・パンサ捜しに行こうっと。
(2007 10/20)

今日はルネサンス文学の本、読み終えた。最後はモンテーニュのエセー。
(2007 10/21)

(補足 ノーテボーム「サンティアゴへの回り道」では、いなくなったのはドン・キホーテの方ではないかと、作者と写真家で語り合っていたけどなあ 
(2020 09/05))

関連書籍


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?