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トレンド予測! 今秋は黒スパッツが流行る理由

レギンスをあえてスパッツと呼ばせて下さい。なぜなら自宅で行うヨガやウォーキング、ワークアウトに使えるボトムなので、レギンスというと若干ニュアンスが違うように感じたこで。

さてここで簡単な振り返りをします。

ここ最近、といっても10年位前ですがママ世代を中心に、チュニック+レギンスコーデが市民権を得たレギンス。そして数年前にはスリット入りレギンスのレイヤードスタイル提案もチラホラ見かけましたが、なかなかメジャーシーンまでは来ませんでした。

レギンスは脚の形がくっきりとでる上、正直に言うとスタイルが悪く見えます。合わせて着ると野暮ったくなり……とディスりが続きましたが、この秋、いよいよ本格的にレギンス改めスパッツがきそうな予感!

でも女性にとって難関なレギンスがなぜ今? その理由を事実を踏まえて一緒に考えてみましょう。

予測1 海外セレブから流行が飛び火。

欧米セレブ達の間ではスパッツスタイルがかなりなトレンドです。ただのレギンスではなくスポーツブランドの真っ黒なスパッツをジャケットやit bagと合わせています。

昨今の日本では、欧米セレブのトレンドスタイルはあまり流行りませんが、情報までに。

予測2 メンズではすでにトレンド?

この春頃から、街でアンダーアーマーなどの黒レギンスを合わせたアラサーメンズをよく見かけました。トレーニングウエアを街なかで? と思いますが全然違和感がなく、むしろスキニーデニムやセットアップよりも断然洒落感がありました。

予測3 Z世代も何気なく着てる。

韓国ファッション好きが多いZ世代では、アメリカのティーンが履くようなピタピタのスパッツスタイルをたまに見かけます。ルミネエストなどの若い世代向けショッピングビルを通ると、ZARAのショート丈トップスにレギンス合わせの人が目につきます。

予測4 ワンピ下にレギンスレディが多い

さて、アラサー、アラフォーそしてアラフィフ以上の世代はどうでしょうか? 

この夏ご近所で本当によく見るのは、黒のノースリーブロングワンピ+黒キャップ+足元はスポサンかトングのコーデ。そして長い丈のスカートから黒レギンスがチラ見えしています。

ロングワンピなら、足元にレギンスは不要な気がしますが、UVカット機能や清涼感のあるレギンスかもと推測。また、足さばきのいいスリット入りのワンピも多く出ているので、ボトム感覚で合わせている人も多いと思います。

結論 コロナ拡大がトレンドを動かした

コロナ禍において洋服選びは大きく変化しました。それでも初夏頃までは、お出かけも仕事にも行けるニューノーマルな服、洗えるアイテム、ワーケーションやリモートに着られるワンピなど、出かける日もそうじゃない日も対応できる服を選ぶ人も多かったと思います。

それは、今この状況をポジティブに楽しもうという気持ちの表れでもありました。

ただこの夏頃から、どこかでどうにかなると思っていた世界が本当に変わる、そんな空気感がより強く漂い始めました。

その決意というと大袈裟ですが、ライフスタイルがさらに大きく変わることを実感したことが、スポーティーなスパッツスタイルの登板に現れているのではないでしょうか?

スポーツが生活の中に溶け込む日常。

旅行も外出も、出勤や通学さえままならない日常は、ジワジワとストレスを溜めていきます。体重の増加や免疫力の低下、体は疲れないので不眠気味、などという今の状況ならではの悩みを本能レベルで感じる人も沢山います。

そこで1人でも、家でもできるお金のかからないストレス発散方法として、これまで以上に運動を重要視する人が増えてきています。

とはいえ自転車で遠くのスーパーへ買い物へ行こう、家でオンラインヨガをやってみよう、マインドフルネスを試そうなどと思うたび、ウエアに着替えるのは面倒くさいですよね。

ファッションとなるスポーツスパッツ

そこで登場するのが黒スパッツです。スポーティすぎず華美すぎず、惜しみなく洗えてすぐ乾く。圧が効いていたり速乾性などの機能もあったりと、気がつけば今っぽいアイテムです。

秋も引き続きゆるい丈長トップスがON、黒スパッツならバランスもいい感じです。トップスさえ間違えなければ誰でも古くさくなることなく、ちゃんと似合うところもありがたいところ。

お好みですがアスレジャーなスタイルより、スポーツミックスなコーデがメインストリームになりそうです。

気張らないのが下半期のキーワード

もちろんスキニーデニムでもシルエットは近いですが、運動しにくく、かつ細いデニムは長時間はくと下半身を冷やします。

今っぽいスタイルになりつつ、実用性もある今の時代にぴったりの黒スパッツ。まずはユニクロから、気に入れば今季トレンドの黒スパッツブランドをチェックしてみればいいので、ハードルは低いはず。

1つの何気ないファッションアイテムが、デザイナーやブランド主体ではなく、時代背景が理由で流行る、というちょっと面白いトレンド予測でした♪


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