『嫌われる勇気フェス』開催のおしらせ。
7年前のお話を。
いまから7年前の12月12日(木曜日)。『嫌われる勇気』という本が発売になりました。ぼくにとっては10数年来の、渾身の企画、渾身の一冊でした。ああ、これが世のなかに出ていったら、世界はどうなっちゃうんだろう、おれはどうなっちゃうんだろう。そんな大それたことを考えていた覚えがあります。隠すことでもないと思うので言いますが、初版は8,000部でした。
そして翌週の、月曜日。あるいは火曜日。
別の用事でダイヤモンド社さんに伺う機会があり、書籍編集部の打ち合わせブースにいると、たまたま営業の方と遭遇しました。書籍は発売された週、とくにその週末(金・土・日)の実売部数を見ると、だいたい「売れる・売れない」がわかるものだとされている、おもしろい商品です。ぼくは営業の方に聞きました。
「嫌われる勇気、どうでした?」
営業の方は「ん〜」と唸ったあと、一瞬の間を置いて言いました。
「悪くは、ないです!」
いやぁー、むずかしいかあ。そんなものだったかあ。それと悟られないように意気消沈しつつ、ぼくは彼に御礼を述べ、打ち合わせに向かいました。
なんてところからはじまった『嫌われる勇気』も、おかげさまで今週の週間ベストセラー(ビジネス書部門/トーハン調べ)でもランクインするロングセラーに。これはほんとうに、読者のみなさまのおかげです。
そして、どういう区切りなのかわかりませんが、発売7周年を記念して12月12日にオンラインイベントを開催することになりました(拍手!)。
嫌われる勇気フェス、略して「嫌フェス」!
「イヤフェス」じゃなくて「キラフェス」!
なんと当日には、糸井重里さんと田中泰延さんのお二人をお招きし、ぼくと3人で鼎談するコーナーも設けられています。糸井さん、泰延さん、あらためてご参加ありがとうございます。
その他のコンテンツも着々と準備中とのことですので、ぜひおたのしみに。当日はぼくがいちばんたのしいポジションなのかもしれません。
そして、12月12日までツイッター経由で「私の『嫌われる勇気』推し名言」なるものを募集するそうです。投稿数の多かったことば、おもしろいことばなどは、本の帯に掲載されたり、書店さんに置かれる POP に採用されたりするのだとか。
こちらもふるってご参加ください。
<概要>
■イベント名 「嫌われる勇気オンラインフェス」#嫌フェス
■開催日時 2020年12月12日(土)13時00分~16時00分
■配信媒体 YouTube(ダイヤモンド社公式チャンネル)
■出演者 岸見一郎、古賀史健(共に『嫌われる勇気』著者)
柿内芳文(『嫌われる勇気』編集者)
以上、きのうの note に書いたかきあげ丼を食べることができて、ご機嫌の古賀からのご報告でした。