生活のたのしみ展、行ってきました。

なんだかもう、すごいことになってきたぞ。

きのうの11月15日から日曜日の11月19日まで、六本木ヒルズアリーナで開催されている「生活のたのしみ展」。規模、熱気、揃えられたコンテンツ、そして集まったお客さんたちの笑顔、いずれも3月に開催された第1回をはるかに上回るものとなっていました。

その規模やにぎわいを端的にあらわすなら、こういう写真になるでしょう。

とはいえ、この鳥瞰的な、ドローン的な目線であれこれわかったようなことを言ったところで、なんらあの場のうれしさを伝えることにはなりません。ほんとうに説明しようと思うなら、ぐーっとカメラを降ろして人間の目の高さから語るべきでしょう。

そもそも「生活のたのしみ展」は、ほぼ日が主催する、雑貨を中心とした期間限定の商店街。作家さんの一点物もあれば、メーカーさんの量産品もある。ピカピカの新品もあれば、アンティークものもある。食べものもあるし、飲みものもあります。そして人間の目の高さでこのアリーナに立ったとき、それはもう迷路のような街なんですね。およそ60ものお店が壁によって仕切られ、見晴らしはちっともよくない。でも、ただ屋台を並べただけの販売イベントと違って、このていねいにディスプレイされた「壁」が、ひとつひとつの空間をつくり、徹夜明けの中年男性をして不思議の国に迷い込んだアリスのような「わあ!」や「きゃあ!」を演出してくれます。つまりは、出会いのよろこび、発見のよろこび、本のページをめくるようなドキドキにいざなってくれます。

そして数にして3〜4周ほどだったでしょうか。迷路のような街をぐるぐる歩いていると、おもしろい変化に気がつきます。

すてきな商品(コンテンツ)たちを眺め歩くぐるぐるを経た結果、それぞれの商品を見る目が、それを「かわいい」と思ったり「かっこいい」と思ったりする自分の感度が、あきらかに変わってくるんですよね。1周目や2周目のときにはぜんぜん気づけなかった「これ、すごくいい!」に出会うんです。いつの間にか、その感度が高まっているんです。そういう街の設計(お店や商品の開発とセレクト)をしていったほぼ日のみなさん、あらためてすごいと思います。

結果、いろいろ買ったんですが今回いちばんの収穫はこちら。undose(ウントエーゼ)のでっかいトートバッグです。

たしか5周目か6周目に購入しました。以前からほしかったものの、貧乏性ゆえ「使い勝手で考えると、ふつうのバッグのほうがなあ」なんて躊躇していたこのバッグ。でも、たのしみ展の迷路をぐるぐるしているうちに、実用性とか使い勝手とかを超えた、別の尺度でこのバッグを見る目ができて、それだったらもう買うしかないだろう、ほしいに決まっているだろう、と購入に至ったのでした。

って、たのしみ展の話をするつもりが自分の話ばかりしていますね。それもまた「生活のたのしみ展」のおもしろいところなのかもしれません。


あと、六本木ヒルズアリーナって会場の特性はよかったなー。ビッグサイトみたいな閉じられた場ではなく、通りがかりの人がふらっと立ち寄っていくこの気軽さは、とてもほぼ日っぽい感じがします。

これはぜひ、何回何十回と続けてほしいイベントだなー。


※おまけの写真。


馬の耳に壇蜜。
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古賀史健