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おしゃれ天気というアプリ

一年のうちのある時期、頻繁に利用するアプリがあります。

おしゃれ天気」というアプリです。いちおうは天気予報アプリなんだけど、天候や降水確率、気温を確認するためというより、「きょうの天気と気温なら、こんな服装がいいですよ」と教えてくれるアプリです。

これによって季節の変わり目にいるぼくたちは、「そろそろ長袖の季節かな」とか「コートを着てもよさそうだね」みたいなことを判断するわけです。

たいしたもので、この「着るもの予報」は外れることがありません。

たとえばきょうの東京地方だと「ハーフコート+防寒アイテムで夜に備えて」となっています。ロングコートを着るほどの寒さではないけど、夜にはぐっと冷えるからマフラーくらい持って出たほうがいいよ、ということです。見事なアドバイスだと思います。

ほんとうは「本日の最高気温/最低気温」が書いてあればそれですむはずなんだけど、意外と数字としての気温って、体感温度と結びつきにくいものなんですよね。

たとえば、冬に入りはじめた12月の「摂氏11度」と、冬が終わろうとしている3月の「摂氏11度」では、その寒さはまったく違ったものになっているはずなんです。

12月のぼくらは日陰に入ったとき「うわぁ、もう冬だ」と身を震わせる。

3月のぼくらは日なたに出たとき「うわぁ、もう春だ」とよろこぶ。

要するに、日陰と日なたのどっちに目を向けるか、ということなのでしょう。冬の季節こそ、日なたの時間を大切にしたいものです。