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メモの代わりの進捗報告。

ひさしぶりに、いま書いている本の話をしよう。

コンセプトは「ライターの教科書」。わたしは教科書を書けるほどにすごいライターなのだぞ、という自負によるものではない。「今後ぼくは、学校のような場をつくる必要があるだろう」「だったらまず、そこで使う教科書が必要になるだろう」「自分の考えるカリキュラムに沿った教科書は、どうも存在しないようだ」「じゃあ仕方がない。教科書づくりからはじめよう」。そんな経緯で書き進めている本である。当然、刊行する際のタイトルは「ライターの教科書」ではない。

この作業がまあ、遅れに遅れている。

サボっていたり、書きあぐねていたりするのではない。ただ単純に、突発的に入ってくるほかの仕事に追われ、なかなかこちらの本体に集中することがかなわない。むかしの自分だったら、週に何日も事務所に泊まり込んで書き進めるのだろうけれど、いまはあまり、それをしたくない。その緊急モードに入るときは、どうせそのうちやってくるのだ。


本の構成としては、全10章。そこに、スペシャルコンテンツが加わる予定なので、ふつうに書いても400ページや500ページの大著になるだろう。いや、それで収まるかどうかもあやしい。できれば今年中に書き上げたいけれど、どうなることかまったく予測がつかない。


ともあれ、これまでになかった本になることは確かだ。8月もそろそろ終わろうとしている。がんばっていこうよ、おれ。