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ふらふらのできる「場所」。

浅生鴨さんが一日店長をやっているTOBICHIに行ってきた。

「車で気仙沼まで」のとき以来、鴨さんに会えていなかったし、燃え殻さんもあそびにきたと知って、ふらふら出かけた。燃え殻さん、ちょっと顔色わるいよ。なんてことを言おうかと。

着いたときにはもう、燃え殻さんは帰ったあとだった。けれど、まあ、きょうの名目はいちおう鴨さんの応援だ。山下さんを交え、だらだらおしゃべりしていたら永田さんがやってきた。

もしもきてくれたらうれしいなあ。でも、くるはずはないよなあ。そんなふうに時間をつぶしていたら、なんとなんと、このおふたりがやってきた。

「場所」があるっていいなあ、と思う。これ、たとえばほぼ日のオフィスにはなかなかこんなふうには集まれないもんね。なにを話すわけでもなく、絵に描いたようなばか話しかしないんだけれど、ぼくなんか写真を撮られることをまるで想定していないユニクロ姿だけれど、みんながふらっと立ち寄って、「やあ」とか「ひさしぶり」の挨拶もないままに、だらだらおしゃべりする場所。お互いの顔を見る、それだけで安心できる場所。

ぼくは勝手にこの方々を友だちのように思っているのだけれど、おとなになって、オフィスでも飲み屋でもない「こういう場所」ができるなんて、ちょっと想像してなかったなあ。


まあ、ただそれだけの話なんですけど、なーんかね。みんながふらふらっと集まってしまったことが、妙にうれしかったのでした。