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なにを買えばいいのかわからない

まだまだ先の話なのですが、引越を予定しています。

いま住んでる家に越してきたのが10年前。当時購入した家電製品をそのまま使ってきて、ずいぶんガタがきていたこともあり、せっかくの機会なんでぜんぶ買い換えようかと思っています。

で、暇を見つけては家電量販店や家電情報のサイトを見ているのですが、ここで驚かされるのが家電製品について日本人の置かれた環境、その変化です。

とくに白物家電について「どこのメーカーにしようかなあ」って考えたとき、選択肢があるようでないんですよね。あそこはロクなうわさ聞かないし、あそこは買収されたばかりだし、あそこだってもう何年も危機が囁かれてるし、という感じで。どのカードを引いてもジョーカーになりうる。いや、別に粗悪品を売ってるわけじゃないし、いまうちにある家電よりも何倍も便利な働き者ばかりが販売されているんだろうけど、そこはかとない不安がある。


「老害のジジイたちは、いまだに『ものづくり』にこだわってるからダメなんだ」って批判はよく理解できるし、方向性として正しいんだろうけど、ちょっと待てよ、と。暮らしのなかからメイド・イン・ジャパンの製品が消えていくこと、そしてそこに信頼が置けなくなること。それは少しずつ、ぼくらの自信を失わせているのかもしれないですね。

いま、唯一のたのしみは、引越したらバルミューダのトースターを買うことです。それからとうぜん、犬を飼うこと。

馬の耳に壇蜜。
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古賀史健

ライター。バトンズ代表。著書・共著「嫌われる勇気」「古賀史健がまとめた糸井重里のこと。」「20歳の自分に受けさせたい文章講義」など。週日更新しています。http://www.batons.jp
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