見出し画像

カッコいいシニアが日本を救う

毎週note2回目です。早め早めに書こうと思っているのに、ネタをリストアップするだけで期限に達してしまいました。また締め切りに追われながら、帯広から札幌に向かう電車の中でキーボードをたたいています。今回は、年末年始の出来事をきっかけに沸いた夢について綴ってみます。

いただきますカンパニー創業の大きなきっかけは、私自身が子育てと仕事を両立することでした。長女が生まれた17年前は、女性の育児休業でさえまともに取れない時代でした。キャリアを生かすためには自分で仕事を創るしかありません。結婚したら妻として、子どもを産んだら母親としての役割を期待される環境に違和感を持ち、ジェンダーギャップの課題にも強い関心を持つようになりました。今も、地域の女性経営者のグループの立ち上げや女性起業家事業への参画など、娘たちが生きる社会がよりよくなるようにと活動をしています。

そんな中、お正月に自分の視点が少し広がるきっかけがありました。元旦にお掃除して下さっている70代くらいの女性と、1月3日の夜中に警備されている70代くらいの男性とすれ違ったことです。年末年始、子どもたちと穏やかな時間を過ごせているのは、こうして働いて下さっているシニアの皆さんのおかげなのだと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。貨幣労働に限らず、私が仕事を続けてこられたのは、支えてくれた両親あってのことです。いただきますカンパニーも、畑ガイドの中心は65歳以上ですし、アルバイトでもシニアが活躍して下さっています。外部との関わりの中でも、その方の理解や応援のおかげで計画が一気に進むということも珍しくありません。既に私は、元気で心の広い人生の先輩たちに支えてもらっていました。

タクシーが捕まらない、飲食店の注文は軒並みタブレットに変更される、路線バス路線が次々と縮小される…
コロナ後は人口減少の課題を実感することが急激に増えました。産める世代の当事者としては、安心して生み育てる社会を作ってこなかったから仕方ないじゃないかとしか思えませんが、この状況が大きく改善されることが無いとすれば、どう対処していくかを考えなければなりません。

その対策のひとつとして女性活躍がうたわれ改善しているものの、社会の変化に追いつくスピードとは言えません。それで定年の延長なんて話が進んでいるのだなと、今まで自分の関心が薄かった問題に、視野が広がったのでした。

何となく気付いていたものの、若者がシニアを支えるものだ、老後は若者の邪魔をせず穏やかに過ごすのが理想だ、という固定概念に、どこか自分が縛られていたことに気づきました。既に、若者がシニアに支えられる時代になっていたにも関わらず。

日本は、人口減少、少子高齢化の一途です。健康寿命が延び社会で活躍してくれる人が増えれば働き手が増えることになります。大切なのは、それまでの経験や権力に固執するのではなく、若者たちの暮らしや挑戦を応援するシニアが増えること。

そうとわかれば、次の目標が定まりました。

若者を支えるカッコイイおばあちゃん・おじいちゃんの園を創る!

若い人たちの力になりたい、若い人たちから学びたい、過去の功績を置いて新しいことに挑戦したい、そんな意欲を持ったシニアが、最近かっこよく見えて仕方ありません。私もカッコイイおばあちゃんになるぞ!おばあちゃんが最高に若者に貢献できる事業を創るぞ!というのが2024年に沸いた思いです。

ずっと抱いていた私の夢は、いただきますランドという農場をシェアできる住環境作りです。漠然としたイメージしかありませんでしたが、自分自身が若者に貢献できる老後の場所として、これを作り上げたいという気持ちが高まっています。「私の農場に遊びに来る?」そう言って娘たちが帰ってきてくれる場所、娘やその友人たちが子どもを連れて帰省してくれる場所。この農場で長期休みの子どもたちを預かり伸び伸び過ごしてもらったり、最高の環境の中で勉強に打ち込める場を作りたいのです。そして親たちには思い切り仕事に打ち込んだり、大人の時間を楽しんでもらいたい。

そんなカッコいいシニアになれれば、若者たちの成長や活躍を支え、それが先の見えない日本を救うことに繋がるはず…!?なんて、ちょっと希望を感じたのでした。

12年前、創業時にチームヤムヤムさんに書いてもらった私の夢の農場

60歳、遅くとも65歳からは、経営はお任せしてファームのおばあちゃんとして仲間たちと一緒に子どもたちを受け入れるのが理想です。壮大な妄想なので、軌道に乗るには早くとも10年はかかるでしょう。今は43歳。家族に時間を取るタイミングがあることをも加味すると、時間はありません。そろそろ動き出しても早すぎることは無さそうです。そのためにも、ついつい大切なことを後回しにしてしまいがちな怠惰な自分をアップデートする必要があります。緊張しますが、この毎週noteもその一歩と思って続けてみます。まずはできることから^^今のところ、毎日の朝ヨガと夜の筋トレは細々続けています。

ついつい長くなってしまいました。お付き合いありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?