見出し画像

受験と私

昨日で2日間の日程の大学入試共通テストが終了しました。受験された皆さん、本当にお疲れさまでした。また、能登半島地震で被災された受験生をはじめ追試験を受験する方、これから二次試験を迎える方は、少しでも心と身体の調子を整えて当日を迎えてくださいね。受験する全員が実力を出し切れることを願うばかりです。

第一志望合格が全てではないと言え…やっぱりみんな合格してほしい!!!!

さて、我が家には、高校受験真っただ中の中学3年生と、大学受験対策が本格的になってきた高校2年生の娘がいます。自分が受験生のときは親の気持ちなんて考えたこともありませんでしたが、いざ娘たちがその時を迎えると、気が気ではないものですね。体調管理や神頼みはもちろんのことですが、勉強に向き合えるよう、さりげなく心理的なサポートをするのが一番難しいかもしれません。今日は、母としての受験への向き合い方をまとめてみました。正解がある事ではないので参考まで^^

大人になっていくのは、嬉しいけれど寂しい。寂しいけれど嬉しい。

中学受験、高校受験、大学受験と、受験生の母としての経験を重ねつつありますが、昔と違って、今は様々な形の受験がある事に驚きます。学校も20年前から大きく進化していたり、学校名が変わっていたり、新設されていたり…自分の頃とは状況が全く異なっていて、過去のイメージに囚われてはいけないなと思います。

高校にしても、様々な特徴ある課や高専、オンラインや国内留学、海外留学まで、選択肢は数えきれないほど。様々な支援制度もあり、経済的な理由で諦めなくてよい場合もあります。もちろん決めるのは子ども自身ですが、あまりにも多い選択肢の中から自分に合った学校を見つけ出すのは至難の技です。子どもの意思を聞き取り、本人の特性や家庭の状況に合った学校をピックアップするのは、大人がサポートしても良い部分だと、私は考えています。学校選びを真剣にしてきたおかげで、私自身も自分の幅が大きく広がりました。


長女は札幌への転居を機に中学受験をしました。縁あって女子校に進学したことで、女子教育の意義や価値を知ることとなりました。未だジェンダーギャップ著しい社会だからこそ、多感な時期に安心が担保された場所で伸び伸びと成長できる有難さを感じます。

長女の中学受験のいきさつはこちら↓↓


中高一貫校に進学し高校受験がないからこそ、長女には交換留学という選択肢が生まれました。まるで自分まで一緒に留学させてもらっているような楽しい1年間でした。

長女が留学するユタ州を訪ね
ホストファミリーと過ごしました。


次女は当初、国内留学(高校)を考えていました。オープンキャンパスで島まで行ったは良いけれど、天候が悪化し帰りの飛行機が飛ぶかドキドキした日が懐かしいです。過疎が進む地域だからの知恵や工夫、そして温かさを感じました。費用面のサポートも暑く、選択肢として考えることができたのも有難い事でした。最終的には札幌の高校を受験することにしましたが、無事に高校に進学したら、改めてゆっくり遊びに行きたいねと話しています。

本当に島留学したいか確かめるために、ダイビング。
何でも、やってみないとわからない(笑)


札幌の高校も見てみようという事で、3年生になってから、いくつもの学校に見学に行きました。どんなに事前に調べていても、行ってみて初めてわかる学校の雰囲気があります。親子で納得できる学校に出会えたことは、本当に有難い事でした。高校の受験方式も多様になりましたね。私の頃は推薦と言えば部活で活躍した人くらいでしたが、今や誰でも応募できるようです。結局、次女は単願入試という制度で私立高校を受験することにしたので、なんと受験は内申書(学校の成績)と面接のみ。羨ましい限りです(笑)。その分、定期テストが受験並みの緊張感。合否が出るまでドキドキです。

結局、全部で4校見学に行きました。
実際に雰囲気を感じるって大事。


そしてこれからしばらく大変なのは、長女の大学入試。高校で留学したことで、海外大学も視野に入り選択肢が広がったのは良い事なのですが…何から手を付けて良いのかわからない時期が数か月。費用面や本人の気持ちを整理していったことで、ようやく志望校を絞り込めたのが昨年末のことでした。大変ではありますが、このモヤモヤ期に自分と向き合うためのサポートができるのが、私の何よりの喜びです。なんのために大学に行くのかわからない…そんな風に思っていた長女が、ここなら行きたい!という学校に出会う事ができ、さっそく二人で大学見学に行ってきました。国内にこんなに素晴らしい大学があるなんて有難い限り。あとは何とかして入れていただくだけです…。ここまで来たら、母の仕事は半分終わり。あとは応援するだけ。がんばれー!!

気持ちの整理や頭の体操に、付箋を使います。
少しは役に立てているかな。


そして長女が進学したら、今度は次女が次の進学先を考え始めるのでしょうね。いったい、何年学校探ししているのやら…


子どもが成長するほど、親にできることはどんどん少なくなります。唯一私が貢献できそうなのは、少しでも本人に合った、成長できる環境を一緒に探すことだと思って過ごしてきました。そうしたら、日本も捨てたものじゃないと思えるようになりました。素晴らしい教育環境があり、思いのある教育者がいて下さり、そこに若者たちが集い成長していく…娘たちの学校探しを通して、明るい未来を感じさせてもらっています。

ハタチの誕生日は、あなたたちがどこにいても、
私はそこへ行って一緒にお酒を飲むんだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?