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北海道の人口減少問題について考える

2月7日に札幌で登壇させていただきました。
「事業のミッション」「人生のミッション」という壮大なテーマだったため、緊張して当日を迎えました。悩んだ末に選んだタイトルは…

「諦めずに生きる」

私の創業のきっかけは「農業×観光」と「子育て×仕事」の2軸です。

考えてみると、男性が多い場では前者、女性向けの講演は後者に重きを置いてお話しがちなことに気が付きました。求められる、共感されやすいということもありますが、私自身が固定概念に縛られていたのかもしれません。

自分と仕事と家族、どれも諦めずに最適解を追い求めていたら今の仕事に行きついたというお話をさせてもらいました。朝ということもあって男性と若者が多い会でしたが、深い気付きがあった、良い話だったとおおむね好評。もう既に、子育て(介護)と仕事の両立は女性だけの課題ではなくなっていますし、社会性と経済性の両立という意味でも同じ課題感を持っている方が多く共感していただけたのかもしれません。

”次の世代の誰かのために”を合言葉に毎週水曜日の朝7時から活動されている、経営者と学生の学びと交流の場「本気のリーダーの朝会」にて


とはいえ、今回の資料を作成していて知った事実に衝撃を受けました。人口社会減の男女ギャップ断トツのワースト1位が北海道であること。

男性が-234人に対し、なんと女性が-3353人(2022年)。27倍です。

これはこの年に限った話ではないらしく…どおりで、私の小中高の友人たちが道外にいるわけです(涙)。北海道の人口減少問題は、ほぼ女性減少問題なのだと、改めて突きつけられてしまいました。


男女ともに減っているのであれば、ある意味話は分かりやすいのですが、ここまでの差があるということは、やはり何か原因があるはずです。


・自分の興味やスキルを活かした仕事がない→男女ともに一緒では?
・仕事の評価に男女格差→要調査
・男女間の賃金格差→あるが他府県に比べてそんなに格差あるのか?
・性別役割分担の意識が強い→他府県の方があるような気がするのだけれど…
・男尊女卑志向、ハラスメント→他府県に比べて大きいのか?
・大学で外に出て帰ってこない→そもそも大学進学率の男女格差が大きい(それもどうかと思うけれど)ので、女性の方が多く道外に出ているというわけでも無さそう
・家制度の意識が低いので住む場所に囚われない人が多い?→これはある意味自由で良いということかもしれない

...ということで、私の無い頭で考える限り、コレ!と言って北海道のギャップが低い理由がわからないままです。データは少しづつ調べていきます(見つけたらぜひ教えて頂きたいです!)。事実は事実として受け止め、理由を探り、解決していく必要がありますね。


「娘たちが帰れる北海道にすること」


これが私のライフワーク。


今回の話、思いのほか受け入れて頂きほっとしました。私が感じている課題に共感してくれる方が年々増えているのを感じて、心強い限りです。


写真は、数年ぶりに行った雪まつり。大谷さんが大雪像だと思い込んで会場全部歩いたのですが、小さな像でした(*'ω'*)。でも、そっくりで元気もらいました!

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