高校3年生 後編 #9

こんにちは!アンマーです。

最近、youtubeでこの方達の動画を見ることが1日の楽しみです。

プレミアリーグの各チームの現状や裏話を聞く事ができ、サッカーファンには堪らないコンテンツかと思います。

URLを貼っときましたので、暇な時見てもらえればなと思います。

さて本題の高校3年生編の続きを書いていきます。

☆高円宮杯

高校サッカーでの3大大会は、インターハイ、高円宮杯、選手権になります。

ただ高円宮杯だけが、参加チームに高校サッカーだけでなく、Jユースのクラブも参加するガチの高校日本一を決める大会でした。

ただ、高円宮杯の本選に出場する為には、各エリア(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、四国、九州)のトップリーグで上位に入りらなくては、高円宮杯の本選の出場権を得る事が出来ない為、とても狭き門でした。

私のいたエリアは、東海エリアで、まず下から静岡県リーグ3部→県リーグ2部→県リーグ1部→プリンスリーグ東海リーグ2部→プリンスリーグ東海リーグ1部があり、高円宮杯本選に出るには、東海1部リーグで上位に入らなくてはいけませんでした。

私が、1年生の頃は、プリンスリーグ東海1部リーグに所属していましたが、その年降格してしまいました。

2年目からその下のプリンスリーグ東海2部リーグでリーグ戦を行い昇格出来ず、高校3年生でも同じ東海2部リーグで戦わなくてはいけませんでした。

その為、私たちの代の目標は、高円宮杯優勝ではなく、まずプリンスリーグ東海1部リーグに昇格することでした。

結果的に、その年東海2部リーグを優勝でき、東海1部リーグに昇格することが出来ました。

開幕戦が、私にとって忘れもしない試合になりました。

場所は、藤枝総合グランドで、対各務原高校との試合。

先発出場し、途中交代。

何も出来ずの交代でした。

新人戦優勝で、どこか浮かれていたと思います。

その後、試合や練習でも全くいいプレーが出来なくなりました。

今思うとメンタル面が、原因だったと思います。

ミスひとつでナーバスになり、また同じミスを繰り返すループ状態に陥っていました。

そんな選手が使われるはずもなく、2戦目。3戦目までは少し試合に出れたが、それ以降全く試合に出れなくなりました。

当時は、うまくいかない現状に不貞腐れ、サッカー以外のところでも投げやりになっていった覚えがあります。

前までそんな状況になりそうな時、先輩たちが指摘してくれていたが、今は自分たちが最上級生で、同級生からの注意もまともに聞く事が出来ませんでした。

「俺は、下級生から試合に出ていたんだ。」と安いプライドを守るために。

結果チームは、優勝したが個人としては不甲斐ない結果に終わりました。

☆インターハイ

インターハイは、期間としてはプリンスリーグの期間中に県予選が行われます。

プリンスリーグで試合に絡めていない私は、案の定インターハイでも全く試合に出る事が出来ませんでした。

この時から、チームが勝っても嬉しくなく、最低ですが、むしろ負けてしまえと思っていました。

そんな自分の気持ちとは裏腹に、チームは順調に勝ち進み、決勝まで駒を進めました。

準々決勝、準決勝では、優勝候補の清水商業と藤枝明誠に勝利を収めたことで、チームの雰囲気も最高潮のところにありました。

決勝の相手は、静岡学園でしたが、新人戦やそのほかの試合を見る限りそこまで強くないという評判があり、少し舐めていたと思います。

試合前の練習でも、本来相手の分析をしながらどう対策を取るのかしていたが、今回はそこまで行わなかったです。

私は、どうせ今回も出番はないだろうなと思っていました。

決勝当日、予想をはるかに超える静岡学園の強さに何もできず出来ず、防戦一方の試合展開で、後半途中、急に監督から「交代出るぞ」と言われアップをしていたが、どこか上の空でした。

ただ交代直前監督から、「先制点をとってこい。」ただこれだけ言われピッチサイドで交代を待っていました。

しかし、その交代を待っている時悲劇は起きました。

静岡学園に先制されてしまいました。

一気に試合の流れが代わり、攻めるしかない状況で何度かチャンスはありました。

サイドからのセンタリングで、私は、足を伸ばしましたがあと一歩届かず逆にカウンターを食らい失点。

結果0−2で負けてしまいました。

練習でも一生懸命やってない奴には、試合で活躍できるはずが無いとも感じました。

この時が、自分のサッカー人生最大の挫折だったと思います。

ちっぽけなプライドと自信が木っ端微塵に崩れ落ちました。

それからサッカーをする事が、嫌いで嫌いでしょうがなかったです。

早く辞めたい。

この場から逃げたい。

もう何をしていいか分からない。

そんな状況でした。

この後、進路選択でもボコボコになりもっと深く落ち込むことになります。

それはまた次回。

では!






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