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名付ける、考えることがたくさんだあ

友人のお子さんが産まれて、1歳になった。
子どもの成長は早い。

毎月、写真を撮らせてもらっていて、この前産まれたと思ってたのに、もう1歳!と驚いている(きっと両親からしてみたら長い1年だっただろうけれど)。

先日、1歳の誕生日プレゼントを渡した。

1年前はごろんと寝転んでいたあの子が、プレゼントの絵本を渡した途端、頑張ってページをめくろうとする姿を見て、とても愛おしい存在だなあと思う。

◆◆◆


実は、この子の名付け親は、私なのだった。

この子が生まれる前、友人と会っていたときのこと。

「今、赤ちゃんの名前を悩んでいて」
「パパは地元にまつわる名前をつけたい」
「私の名前から一文字取りたい」

ぶらっと入ったそば屋で、お子さんの名前の相談を受けたのだった。

希望を聞いて、友人の「好きな漢字」を教えてもらい、一緒にそばをすすりながら「これはどう?」となんとなく思いついた名前を伝えた。

その名前を友人が旦那さんに伝えたところ、思った以上に気に入ってしまい、本当にその名前になってしまった。そんな経緯があるので、結果的に名付け親になったという感じか。


気に入ってくれたのはうれしいし、我ながら思いつきのわりにはナイスチョイスだったと思っている。


◆◆◆


しかし、名付けるって重いことなんだな。身をもって理解した。

その人が一生呼ばれるであろう「名前」をつける。まあいろんな事情で変えることもできないわけではないけど、基本的には産まれてから死ぬまで、なんなら死後も呼ばれ続ける言葉。

この子は今後の人生を、私がそば屋でぽろっと出した名前で生きていくのかあ……。

(もちろん真剣に考えたんだけど)

自分の名前が珍しいから、なおさら責任の重さを感じたんだと思う。私自身は名前を嫌いではないのだけど、呼び間違えられるケースが多い。ちなみに弟もそう。

だから、自分の子どもには絶対読みやすい名前をつけたい。そう思っている。


と思うと、お母さんお父さんをはじめ、世の中の名付け親になる人たちを尊敬したくなった。

名付けるって思い切りがいる。兄弟がいるとバランスも取りたいし、画数も調べたい。なるべく読みやすく、思いも込めたい。

決断力と冷静な気持ちも必要。考えることがたくさんある。世の中の名付け親のみなさん、お疲れ様です。

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