見出し画像


先日、企業研修に出向いた先で
若い方とおしゃべりしてた時のこと。

「私、生まれてからずっと
ずっと自信ないんです」
と寂しそうに笑うではありませんか。

とてもお仕事ができて、
周りにも慕われて
活躍されている素敵な方なのに。

「自己肯定感が低いんですかね」
とおっしゃる。
(自己肯定感については、
またいつかnoteに書きたい)

「そっか。
ずっと自信がなかったんですね。
それでも、今、
ちゃんと就職して自立された」
なんとなく私が言う。

「はい、ホント嬉しかったです」

「頑張ったんですね〜」

「はい、就活めっちゃ頑張りました」

「今のお仕事はどう?」

「仲間にも恵まれて、身に余る役目を
いただいて、幸せですね」

「そっか。自信がなくても
幸せになれたってことだね!」
と私が笑うと、

彼女、ハッとして。
「自信がなかったからこそ
一つ一つが嬉しかったかも。
就職も。一人暮らしとかも」と。

そうそう!そうだよね!
この感覚、わかる〜!

かくいう私も生まれてからずっと、
自信のない子でした。
引っ込み思案で心配性で、
いつもドキドキしている。
でも、それを悟られないように
去勢を張って、平気な顔をしてる。
そんな子でした。
自信がないから、ほとんど
チャレンジもしたことなかった。
チャレンジしないから自信もつかない。
自信無いスパイラル。

でも、振り返ると。
だからこそ小さな事で
喜べた気がする。
そして、自然と自信が出てきた。
それも、大人になってから。

一人暮らしができた。
仕事を覚えられた。
上司に褒められた。
上司に叱られたけどためになった。
失敗しても何とかなった。
職場の先輩が優しく教えてくれた。
楽しい同期に恵まれた。
営業先に行くと歓迎された。
転職もうまくいった。
ハードな仕事も頑張れた。
職場結婚した。
夫婦仲良く暮らせてる。
痛いのに頑張って子どもを産めた。
転勤で親元遠く離れても、
夫が海外出張で長期不在でも、
社宅のみんなと子育て楽しめた。

この項目の中には細々とした
小さな出来事が沢山詰まってて、
自信のなかった私は、
この小さな一つ一つに
大きな喜びを感じてた気がします。

先ほどの方と
「私たちって結構いい感じよね」
と笑い合いました。

今、自信のない子。
今、我が子が自信無さそうで
心配な親御さん。

大丈夫だよ!
これから自分のペースで
自信のタネを探して拾い集めるから。

拾ってきたタネがどんな小さくても、
見せてくれた時には、是非
「いいね!」「面白いね!」
「楽しそうだね!」「頑張ったね」
ってニコニコしてあげてね。

そうすれば、自信のタネを
ちゃんと心に埋めて育てるから。
楽しみだね!

私なんて53歳になった今でも
母に「のりちゃん、一人で飛行機や
電車を乗り継いで出張するなんて!
すごいねぇ、偉いなぁ」
って褒められます(* ̄∀ ̄)

どんだけ過保護やねん!!
でも、なんか嬉しい自分もいる笑。

大人になって、
なかなかいい年になって、
それなりの自信を得て。
あの自信のなかった頃の
幼き、若き自分を振り返ると、
あれもまた「自分を生きる」
一貫だったのだなぁ、と
愛しく感じるものですね。

読んでくださって
ありがとうございます!
今日も良い一日を♪





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?