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075 イタリアのコーヒー

肌寒くなってきて、長袖たちの出番が増えてきました。
いつものように、てくてくと川沿いの道を歩いていると、空のぬけるような青とかわいた空気が心地よくて、ふと思い出したことがあります。

以前、「047 でも、コーヒーが飲めない  」という記事で、コーヒーの香りは大好きなのに味が苦手で飲めないのよね、といったことを書きました。
しかし、すっぽりと忘れてしまっていたのですが、私は一度だけコーヒーを飲みほしたことがありました。それは、イタリアで飲んだコーヒーです。

からっと晴れてまぶしいほどの青空の下、目に映る景色すべてが美しいヴェネチアのオープンカフェで、私はコーヒーを飲みました。

今でも一体どういう経緯で飲むことになったのかわかりません。
紅茶がイマイチだったからか、旅行を一緒にしていた人に勧められたのか、ウェイターが誤って持ってきたのか…。(余談ですが、冗談ぬきでイタリアの店員さんにはよく注文を間違えられました。私の発音が悪いと言われたらそうなのかもしれませんが、ストロベリー味を頼んだらバニラになり、ムール貝を頼んだらウニが出てきました。この街の大体の男性店員さん(および町にいる男性)は女性に優しく、にこにこと笑顔で違う料理を持ってきます。まぁ大体おいしいですし、自分では注文しないものとの出会いはおもしろい発見があることもあるので、これもひとつの醍醐味ということで、頼んだものと違うものが出てもぱくぱくいただきました)

もとい、とにかくイタリアで飲んだコーヒーは初めて「おいしい!」と思えたのです。
しっかりと香ばしいコーヒーの香りにわずかな苦味が、その街の気候(や雰囲気?)と合っていたのかもしれません。

普段ならまず挑戦できないことができたのも、イタリアの大らかさと圧倒的な明るさのおかげかもしれません。

しかし、日本に帰って来てからは一度も飲んでいません。
(イタリアでコーヒーを飲んだことすら忘れていたくらいなので)

でも、もう少し時間が経ってなにかのきっかけで飲むことはあるかも知れませんね。
そのきっかけがくるまでは、カフェにいるときや誰かにコーヒーを入れるときにふわふわと漂う素敵な香りを楽しむこととしましょう。

今回も、最後まで読んでくださってありがとうございます。

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おまけ-「みんなのフォトギャラリー」のこと

前から何人かの方に「イラストをみんなのフォトギャラリーに出したらどう」というアドバイスをいただいていました。なにかと決断するのが遅いわたしですが、一昨日からフォトギャラリーに出しています(ほんのちょっとだけ)。

なぜギャラリーに出すのを迷ったかというと、私はイラストによって画像サイズをころころと変えていて、記事のトップに出すための細長い絵はほとんど描いていなかったためです。

私はイラストをnoteに落書きをしている(あるいはコラージュしているような)雰囲気にしたかったので、投稿文章やイラストに合わせてあえてサイズをばらばらにしていました。つまり、トップ画像のためではなく、noteの本文に貼り付ける前提で描いていたのです。記事トップ画像は、「今回はこんなイラストですよ」という予告みたいなものでした。
(予告すらせずにぽいっと突然本文に貼り付けているときもあるくらいです)

しかし、記事のトップに使う目的のイラストとして共有するのであれば、サイズは意識しないとなぁ、なんて思うと、なかなか踏ん切りがつきませんでした。

でもまぁ何事も挑戦。描いてみると、サイズを制限されての制作もなかなかおもしろいものでした。記事一覧で出る画像はスクエア型に切り取られますので、それも意識して描いていると、普段のイラストにも活かせることがありました。

ということで、「073 朝の図書館」という記事で使った本のイラストはアップしています。あと、今回の記事のトップのイラストをアップする予定です。
本のイラストを早速記事に使ってくださっている方もいて、うれしい限りです。

気になる方は「ふむもく」で検索すると出るかと思います。
これからもぼちぼちと共有していきますので、よろしくお願いします。

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