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Vol.3 ねぼう/表情筋/みとめられること

息子 0歳3ヶ月29日、生後120日。
明日で4か月!

今朝、夫が高い音程で「アルプス一万尺」を息子に歌っていて、いよいよサビというところで地声に戻してた。これを歌うと絶対笑う、と夫は言っていたが息子は笑っておらず、代わりに私がふっと笑ってしまった。

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最近の息子は2~3時に一度泣いて授乳し、7時前後に完全に目覚める。少し前まで一度も夜泣きせず、あるいは明け方の授乳1回で、その後8時過ぎまでぐっすりだったのに。今朝、6:30に泣いた。半分寝ながら乳をやった。私は自らの眠気に抗えず、もう一度息子をベッドに置いた。息子はう〜ん、う〜ん、と唸ったあと、珍しく再入眠した。そして私もスヤスヤ二度寝。

夫に声をかけられて時計を見たら9時だった。久々にやってしまった…。ネントレ的には、19時までに就寝させ、朝は6~7時に起こすのがいいとされている。だけど、私も夫も朝が頗る弱く、テレワークの日は8:50ギリギリまで寝るみたいな生活を送っていたのだ。6:30は修行でしかない。

息子は目覚めと同時に大量のうんちをして、盛大に背中から漏らした。私の目は一気に覚め、小さな服やベッドシーツなどをせっせか手洗いして、ついでにねぼうの罪悪感も洗い流す。

9時に起きたからといって誰かに責められるわけではないし、毎日決まった時間に早起きさせるのも、教科書どおりに遂行したいという自己満な気もする。子育てって、自分をどこまで納得させられるかどうかなんだよなぁ、などと思った。

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コロナ禍マスク生活。顔の下半分が隠れていることから、表情筋を使う機会が減って顔全体がたるむ人が増えているという。私はもともと口角が下がり気味の口元をしているため、より一層気をつけねばと思っているものの、約2年に及ぶマスク生活で顔の肉はだだ下がりである。

息子が生まれてからは、1日のほとんどの時間をノーマスクで自宅で過ごしている。最近、彼の視力が発達してきて私の表情をよく見ている気がする。私が笑うと彼も笑うのだ。こちらがテンション高く接すると彼のテンションもあがって、きゃっきゃと楽しそうにしてくれるのが嬉しくて、口が裂けそうなほど表情筋を使ってあやしている。

たるみまくった顔面に終止符を。

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昨日、区のサービスで実施されている『産後ケア』で近くの病院に日帰り入院させてもらった。昼、夕食を出してくれるだけでなく、食事の間や休息中、息子を預かってくれるという。ゆっくり小説が読みたかったため、滞在中のほとんどの時間、看護師さんに甘えることにした。

時々息子の泣き声が聞こえ、息子にも看護師さんにも申し訳ない気持ちでいたが、途中看護師さんが、「とっても穏やかでいい子ですね。」と言ってくれて顔がほころんだ。
そう、息子は今のところ全く人見知りせず、よく笑い、眠くなる直前以外ぐずることもほとんどない。比較対象がないためよく分からないが、たぶん穏やかな性格なほうだと思う。もちろん、看護師さんの言葉には私を安心させるためのお世辞的なニュアンスもあったかもしれないし、人見知りしないのも月齢によるもの、これからどんどんやんちゃになっていくだろう。彼が(いまのところ)穏やかなのは彼の生まれもっての性格であり、育て方が影響しているわけではないことも分かっている。それでもなんか、すっごく嬉しかったのだ。

夫にこの話をしたら、ただの相槌に近いあっさりした返事が返ってきて、自分が大袈裟なのかなと思ったりした。

でも、それでも、ゴールのない、正解もない、手探りの毎日の中で、他者からのそんな一言があると、「大丈夫。このまま進みなさい。」と認められたような気持ちになるよねという話。


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