「サードドア」は常にある

隣のクラスの女の子に一目惚れした。廊下ですれ違うだけだから、全然会話なんてしたことはないのだけれど。会話したいな。

でも、どうやったら振り向いてくれるだろう。会話なんてしたことがないんだから、話しかけに行けばいい話なんだけど。そんなことしたら嫌われちゃうかもしれないし。

やっぱりやめとこう。

こうして、幾度となくチャンスが訪れたもののアタックすることもできず、萎縮してしまい終わった初恋。

そんな10年前の君に問いたい。

「自分の可能性を自分で殺してませんか」と。

確かに、その子は君のことをなんとも思っていないだろう。だって一方的に好きになって、自分で勝手にもぞもぞして、バレンタインが来たら「チョコ俺のために作ってくれないかな」とか妄想して終わる末路。

なんと自己中な、というか何も考えていないよね。

回想すると自分が何も考えずに生きてきたことがよくわかる。

その瞬間に自分の可能性、別の言葉で言うなら自信とも言えるものを信じて、何か「行動」すればよくないですか??

「行動したっていきなり行っても無理だろう。」こんな返事が返って来そうだ。

そこで必要なのが「サードドア」という考え方である。

ファーストドア「正面入り口だ。長い行列が弧を描いて続き、入れるかどうか気を揉みながら、99%の人がそこに並ぶ。」今の君がこれだ。

セカンドドア「VIP専用の入り口だ。億万長者、セレブ、名家に生まれた人だけが利用できる。並ぶ必要なんてない。」君の状況でいう超絶イケメンとかコミュ力お化けだ。

サードドア「いつだってそこにあるのに、誰も教えてくれないドア。行列から飛び出し、裏道を駆け抜け、何百回もノックして窓を乗り越え、キッチンをこっそり通り抜けたその先にーー必ずある。」これを叩くんだ。

名だたる成功者は全てこのサードドアをこじ開けている。

勘違いしやすいし、ゲームの裏技のようなものを期待したかもしれないが、このサードドアはハウツーとか方法論を意味していない。

既成概念や前例にとらわれることなく、王道から外れることを恐れずに行動・決断していくマインドセットのようなものなのだ。

人とは異なる視点を持ち、行列から外れて進んでいく道には、多くの場合、失敗や困難が付き纏うことになるのだ。

だからこそだけど、考えるという行為を忘れてはいけない。そして新しい可能性を信じなきゃダメだよ。

その行動をとっていく中での多くの失敗が、自分自身を成長させ、その理想の実現(サードドアの出現)につながるのだから。

その子と仲良くなりたい、あわよくば付き合いたい。そう思うのであれば、そのために必要な手段を考える必要がある。いろんな解決策が浮かぶだろう。

例えば君が知っているその子の友達に話をしてみるとか。その子に真剣に、「俺〇〇ちゃんが好きなんだよね」と言って、どうすればいいかなって聞いてみるといい。それも可能性のある人にたくさん。それだったらできるだろう。もしかしたら、その子の趣味やら好きなものやら色んなものが教えてもらえるかもしれない。それを好きになって、共通点がその子と近づく鍵になるかもしれない。

今の現状抱える課題には「必ず解決策」が存在する。その可能性を信じ続けられるか否か。これが、登頂への第一歩だ。

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後で見返すようにまとめておく。

①自分のビジョンを掲げる
②そのビジョンを達成するための解決策を列挙。
③最良だと思える解決策(インサイドマン)を選び、それを信じて突き進む。粘り強く。それはぬかるみの道かもしれないが、信じる。*この③は「覚悟」が必要だと思う。「覚悟=退路を断つこと」それを意識して、自分の退路を断つ方法を実践する。
④するとチャンスが訪れるからそのチャンスに飛び乗る。このチャンスはツアーバスみたいなもんだ。一台逃しても必ず次のバスが来る。しかし、準備しておかないと飛び乗ることができない。

人とたくさん会っているからこそこのアレックスは変われたのでしょう。このステップを踏んで成功に導こう。


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