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子育てNGワード<ダブルバインド>とは?


こんにちは。

見てくださって、ありがとうございます。

子育ては量より質!
時間をイノベートしながら
1日5分の感情教育で人生を楽しむ大人に育てる専門家。
ライフマネジメントコーチAkiです!

子どもへの声がけって、
無意識に出てくるものがほとんどだと思います。

実は声がけによっては
自己肯定感など、人間の基礎力を
下げてしまうことがあるのをご存知でしょうか?

今日は子育てでよく言ってしまう、
矛盾と脅しの声がけ<ダブルバインド>についてお届け。

ちょっと長いので2回に渡ってお送りしていきます。


ついつい出てしまう言葉たち

子どもが公園や保育園などで、
まだ遊びたい〜!
と駄々をこねることよくありますよね。

そんな時


帰らないなら、
置いていくよ!


なんて言ってませんか?


帰ってごはん作らなきゃいけないから
焦ってついつい・・・。

その気持ち、よくわかります。

18時ごろ保育園にお迎えに行くと、
ほぼ100%の確率で聞きます。

しかもプロである先生まで
「じゃ●●ちゃんは、保育園にお泊まりだね」
なんて言う脅し言葉をかけていることも。

言われた子どもたちは、
仕方なくママやパパに
『待ってよ〜』
と言いながら帰っていきます。

親としては、
やっと帰れる!
とホッとなる瞬間ではないでしょうか。

でもちょっと待って。

実はこれ、
子育てNGワード<ダブルバインド>なんです!!

ベットで騒ぐ子ども

矛盾と脅しの声がけ<ダブルバインド>とは?

ダブルバインドとは
1956年に米国の文化人類学者・精神医学研究者の
グレゴリー・ベイトソン氏が提唱した造語。

同時に送られる
ふたつの矛盾したメッセージの間で
板挟みになってしまった相手が、
最終的には従わざるをえなくなることで、
ストレスを溜め込むコミュニケーションパターンを指します。

他にも
「ママ帰るね。帰らないならおいていくから」
「ごはん食べないなら、下げちゃうよ」
「おもちゃ片付けないなら、捨てるね」

などが<ダブルバインド>です。

脅すような言葉を伝えながらも、

実際に子どもを置いていったり
食事を与えなかったり、
おもちゃを捨てることはないと思います。

これが矛盾なんです。

では脅しと矛盾の声がけを
繰り返すとどんなことが起こるのでしょうか。

子供と脳


子どもの悪影響①自己肯定感や自己主張力の低下

「自分の意見を言っても、どうせ否定される」
「結局はお母さん(お父さん)の思い通りに物事が進む」
と思い、自分で選択することを諦めてしまいます。

なんでもかんでも、
親の意見を聞かないと気がすまない子、いませんか?

私は採用マネージャーとして、
年間約2万人の若者と出会ってきましたが、
年々こういう若者が増えていくのを非常に危惧しています。

就職先を決めるもの親、
中には、髪型を決めるのさえママの意見を聞く子もいるくらいです。

自己否定イメージ


子どもの悪影響②弱い立場の人を脅すようになる


親が子どもを脅したように、
自分よりも弱い立場の人を脅すようになります。

友達や妹・弟、保育園のお友達・・・。
ドキッとした方、いないでしょうか。

「おもちゃ貸してくれなかったら、
もう一緒に遊んであげない」
などと脅し発言がでます。

親の言葉は、子どもに確実に伝染します。

子どもの悪影響③​​親を脅すようになる

矛先は親にも向かってきます。
「ゲーム機買ってくれるんだったら、勉強するよ」
「買ってくれないんだったら、万引きするかも」
など…。

思春期以降になると、
暴言・暴力を振るわれたりと
さらに発展する可能性も。

怖いですよね。

どうすればよいの?

親として、
脅すような人になってほしくないのはもちろん、
自己肯定感高く、
自分の意見をしっかり言える
大人になってほしいですよね。

自己肯定感とは、
ありのままの自分を肯定する力。

人間の基礎力を支える大事な力です。

毎日忙しいママ。
子どもが自分の思った通りに動かないことで、
無意識に<ダブルバインド>を
使っていたこともあると思います。

でも大丈夫。

親の声がけは、
子どもの人間力を下げることもあれば、
上げることもできるんです!

気づいた時が、チャンス。

次回の投稿で具体的な声がけをご紹介しますね!

手をつなぐ親子(逆光)圧縮


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