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カメラにも「適材適所」と言う考え方について

初めてのカメラの購入では、手に取って触れた時の質感や馴染む感覚、見た目の好みで選んでも大丈夫だと言うお話を書いた。
撮影と言うと身を構えてしまいそうだが、スマホなどの延長線で考えると、日常のスナップや記録が主な用途となるだろう。
そう考えると、カメラの性能なんてシャッターを切って写れば良い訳でして、画素数や連射のコマ数、ダブルスロット等々、必要最小限の機能が有れば十分なんです。
画素数が、4500万画素や6000万画素で、連写のコマ数が10コマ/秒以上なんて、所有欲を満たすことも良いのだが、使いこなすにはそれなりの環境も必要です。ちなみに、トリミングなどで画素数が必要なのは分かりますが、画素数を増やせるソフト、CANONでは、「Neural network Upscaling Tool」が有償で提供されています。

私が5DmarkⅣを手放す事が出来ないのは、3000万画素、最大7コマ/秒は、撮影後の環境で扱いやすいのが一番。拡張子CR2のRAW現像は、今となっては編集に多少の制限があるが、扱いやすいファイルです。
被写体が特定されているハイアマチュアや撮影で生計を立てている方々は、用途に準じたボディとレンズが必要になる。このクラスになると、CANONでは、R3やR5クラスのボディが必須となる撮影環境の影響が大きいです。R6MarkⅡは、上級機から見れば物足りないのは、当たり前です。CANONのマーケティングでラインアップを構成するには、製品ごとの取捨選択が必要となります。

R6MarkⅡは、購入してからフリーズなどは現在まで一度も有りません。メインのレンズは、SIGMA12-24mm F4 DG HSM、EF70-200mm F2.8L IS III USMと、かなり遠回りして購入した写真のEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMです。
連写もメカシャッター時の12コマ/秒が有れば十分でして、電子シャッター時の40コマ/秒は、今のところ宝の持ち腐れ状態です。
まあ、当然と言えば当然ですが、日常の撮影において40コマ/秒の連写は必要無い訳でして、私の経験からするとシャッターチャンスの予知が出来ないと、大量の画像ファイルが保存用の記録メディアの肥やしになります。
12コマ/秒の撮影でも、一瞬の気を抜くと肝心要の「間」を取り逃がし、挙句の果てに、半日の撮影で1,000枚以上となります。
40コマ/秒の連写中にSDカードの書き込みが追い付かないって、3秒で120枚ぐらい撮影するんですよ。もう、パラパラ漫画の世界で上手く写真を繋げれば動画になります。
画素数も連写枚数も、用途に合った数で十分なんです。カメラに関しては、闇雲に大きい数字が良いなんて、販売戦略の一つであって、1980年代の車やバイクのパワー競争と同じですね。

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