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接骨院の先生は”書く”も一つの技術。

こんにちは。
20代女性柔道整復師のしばすちゃんです。

施術録やカルテの作成って
皆さんどこで教えてもらうんですかね?

最近思った疑問です。

院長や、開業している人は
当たり前のように作成していますが、
いち、一般スタッフは
必ず施術前に確認するものではありますが
一体何が書いてあるのか
全く理解ができなかったです。

…っていうのも私だけですかね?

院長に聞いてこなかった、正直私が聞いてもわからないだろう精神で
興味が湧かなかったのも事実としてもあります。

ですが、整骨院を健全に運営するためには、
正しく施術録を記載して所定の期間保存する必要があります。

これから開業を考えている方は、
開業する前にはしっかり確認しておかなくてはいけないところですよね?

聞きづらい、誰に聞いたらいいかわからない。

一度この全国統合医療協会のnoteをのぞいてみてください。

話してみようかな、と前のめりになれるかも?



接骨院での施術録の存在

・接骨院では施術録の作成・保存が必須となる

施術録は、
保険施術を行なった際に療養費を請求する際の根拠として利用する資料。

そのため、接骨院には保険施術に関する施術録を適切に作成し、施術完了の日から5年間保存する義務がある。

柔道整復師には「受領委任」が認められていることから、
接骨院で保険施術を受けた顧客は基本的に自己負担しか払わない。
自己負担を除いた費用は、接骨院がレセプトを作成し、
保険者から回収するルール。

レセプトは施術録に記載された情報を参照し、作成を進めることが必要。
施術録がなければレセプトを正確に作成できず、療養費の請求が通らない。

…なるほど。
施術録は患者さんのためにも必要だし
接骨院側にも必要なのが十分伝わる。
保険の施術をちゃんと行なって、ちゃんと請求しましたよ?っていう”証明”になることだ。

最近、保険請求の不正請求が増えていて
保険会社さんも厳しくなっている現状。
接骨院がどれだけ正しい保険請求をしていても疑われてしまう
悲しい現実。

でも施術録が正しく書かれているだけで、ぐっと信頼度が上がるそう。


自費治療の時の施術録は?

接骨院の自費メニューには施術録を作成・保存する義務やルールがない。
しかし、「自費メニューは施術録が不要」などのルールもないため、
保険施術同様に対処するといい。

万が一、クレームがあった時なども
施術録があると、施術の正しい情報を伝えられるので、
必ず保存していた方が良さそうだ。

施術録の保存期間

期間はなんと◯年

施術録には、しっかり保存期間も決められている。

もう、この人来てないからな…
で処分は絶対にしてはいけない。

その期間は転帰(施術の中止・治癒・転院)がついた日から5年、保存する義務がある。
施術の対象部位が複数ある場合には
最後に転帰がついた日を起算点と考えること。

なぜ5年も?
と疑問を持つ方も多いのではないかと思う。
この長期間施術録の保存が必要な理由の一つは
施術証明の発行依頼に備えるため。
しばらく来院できてない顧客から依頼を受けた際、すぐに対応をしなくては
信頼を失いかねません。
仮に廃業しても、義務は免除されないため
必ず5年間施術録を保存すること。

施術録に記載すべき主な項目

保険治療の場合

・受給資格の確認(氏名、性別、生年月日、保険の種類、保険者番号など)
・負傷名
・負傷の状況、程度、症状
・負傷年月日、時間、原因
・初検年月日
・施術終了年月日
・施術回数
・転帰(治癒、中止、転院から選択)
・同意した医師の氏名、同意年月日
・施術の内容、経過
・施術明細

保険の種類や保険者番号は
被保険者証から転帰する方法で記載する。
負傷名や負傷の状況などは顧客から正しく聞き取りを行い
施術録に記載する。

ここで注意点⚠️
聞き取りを行う際は
「いつ」「どこで」「なぜ負傷した」も確認して
施術録内に記録として残すこと。

自費メニューの場合

・顧客を特定する情報(氏名、性別、生年月日、住所、メールアドレスなど)

・負傷の状況、程度、症状

・施術経験の有無

・利用したコース

・施術明細

施術録は紙?or電子?

紙施術録のメリット

施術録のテンプレートを印刷し、
手書きで記載するタイプの施術録。

・導入・運用コストが安い
・停電・災害時にも利用できる

紙なので、用紙とペンのみで作成できることから
導入や運用コストが安く済み、
停電や災害リスクに強い特徴がある。

ただ、紙ベースだと保存には一定の収納スペースが必要になる。
また、情報を手書きする際にミスが起こるケースもある。
そこを十分注意することができるなら良いだろう。

電子施術録

紙施術録に手書きしていた情報・医療機関から紹介状・画像データなどを電子化し、一元管理する仕組み。

・保管スペースを節約
・レセプトの作成作業を効率化できる

手書きの文字が見えにくい、などの些細なトラブルも減らせる。

ただここでも注意点。
スタッフに電子施術録の操作方法を教えるために一定の時間が必要。
また、安全に保管するためには、ITスキルを持つ人材によるメンテナンス管理が欠かせない。


いかがでしょうか?

施術録はただ単にお客様の情報を記録するものではなく、
接骨院を守るために、
そして施術した事実をしっかり書き留めておくことで
信頼感が高まっていきます。

接骨院を続けるためには
患者さんが続けてきてくれることが大事。

そして、患者さんが続けてくるということは
スタッフも守らなければいけない。

接骨院はいろんな人が守れますね。

そのためにいろんな知識を
自分の中に入れ込んでおきましょう!

最後に

全国統合医療協会ってどんな会社?

整骨院、接骨院または、鍼灸マッサージ院の請求代行

全国統合医療協会 社員より

柔道整復師、鍼灸師、マッサージ師の開業、経営を手伝う

全国統合医療協会 社員より

目的に合わせた医療機器を相談できる強みがある

全国統合医療協会 社員より


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