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ここはカフェ?いいえ、接骨院です。

こんにちは。
20代女性柔整師、しばすちゃんです。

「おしゃれすぎて、カフェみたい」

私の知り合いで
何年前かに開業した先生がいて
とにかく綺麗な院で、まるでカフェに来たかのような院でした。
思わず写真を撮りたくなる、
今の人たちで言うと【映えそう】な院内。

こういう人を惹きつけるレイアウトって
本当センスだなって思うし、
結果それが患者さんにとって安心する場所なら尚更心地よいと思っております。

でも、私も人間臭さはありまして、

「いくらかかってんだろ、これ」

なんてお金のことを考えてしまったのも事実です。

内装工事って、本当重要なことだなって思っています。
自分で開院したから、自分が好きな空間を作りたいのは当たり前のことですよね。

でも現実的な問題には目を背けられないので
これに気づいた今、確認してみましょう!



開業前に理解しておきたいところ

☆構造設備基準について

好条件の物件を選び自分好みに改装するだけでは接骨院は
当然、開業・経営できない。

必ず保健所から開業許可が必須であり、
許可を得るためには「構造設備基準」を満たす必要がある。

ここは柔道整復師の学校で学ぶ基本のことだとは思うが
改めてここは確認するくらい重要なところではある。

☆施術所の構造設備基準

・6.6平方メートル以上の専門の施術室があること。
・3.3平方メートル以上の待合室があること。
・施術室面積の7分の1以上に相当する部分を外気に開放し得ること。
 ただしこれに代わるべき適当な換気装置があるときはこの限りではありません。
・施術に用いる器具、手指等の消毒設備を有すること。

☆衛生上必要な措置

・常に清潔に保たれていること。
・採光、照明および換気が充分になされていること。

以下の点にも注意してください。
詳細は総務企画課にお問い合わせください。
施術所は、住居や他の店舗等と構造上独立していること。
(出入口を別に設ける等明確に区画すること)
施術室と待合室の区画を固定壁等で適当に仕切ること。

※引用:東京都柏市「施術所の構造設備の基準等について」
https://www.city.kashiwa.lg.jp/h-somukikaku/shiseijoho/shisei/health_hospital/mainmenu/iryojoho/sejutsusho.html

なお、「構造設備基準」は都道府県や保健所によって詳細が異なる場合もあるため、注意が必要。

基準が場所によって違うと思うが、そこまで差はないと思うので
これを頭の片隅に入れておくだけでもかなり違うと思う。
学校では試験に出るからで覚えていたものも、
開業の時に本当に必要になるので、気は抜けない。

接骨院における内装工事のチェックポイント

せめてこの4つのポイントは押さえておきたい。
これを押さえておくだけで、
自分の好きな空間を早く作れる近道になるかもしれない。

☆デザイン・レイアウト

接骨院全体のレイアウトやデザインで一番忘れちゃいけないのは
「患者さんに与える清潔感や居心地の良さを大きく左右するポイント」

おしゃれにしたくても
接骨院っていうことは忘れていけない。
患者さんを空間で安心させることも重要。

使用するカラーも大切。
例えば、グリーンを使いたい、とするなら。
”安らぎ”や”癒し”の印象が強い。

ピンクであれば
”可愛らしさ”や”女性らしさ”も得られるのではないかと思う。

壁紙の色、カーテンの色、植物や、絵を飾ることもできるから
すぐに全部揃えるより
随時、変更はできそうではある。

☆設備、インテリア

法で定められたことは満たすのはもちろんだが、
独自で取り揃えたい医療設備や施術環境を実現できる面は
個人での開業は大きい。

大型の機器や家具を設置する際に
デッドスペースが生じがち…
デッドスペースとは、
何も置けない、場所が塞がってしまう、死角になってしまうところ。

あとは車椅子や松葉杖を使う患者さんがくるのを想定して
段差関連には気を配らなければならない。

ポイント二個目で割と内容盛りだくさん。
これ、自分の空間作れるのか?と不安になりそうなくらい。

あと2個も解説していく。

☆受付スペース

施術スペースを考えがちだが、受付の配置が一番大事説もある。
受付スペースは患者さんの応対をするだけでなく多くの事務処理も行う場所。

それだけでなく
保険証やカルテなどの個人情報が患者さん側から目視できないように配慮した設計を必要とする。

機器の設置場所の近くで電源を確保できるようにコンセントの数や配置も工夫する必要がある。

☆収納スペース

書類や備品を収納するスペースの重要。
健康保険請求業務を行う際はカルテや、明細書、施術録の作成が必須となります。

収納はあるだけあれば良い。
患者さんが増えていく分、書類関係も増えていくのは当然。
あれどこやった、これどこやったってわからなくならないように
しっかり整理整頓はしておくべき。

内装工事の費用を抑えるためには?

これは2点。
・複数の工事業者に見積もりを依頼
・居抜き物件を探す

1点目。
複数の工事業者に見積もりを依頼して、どこが一番いいのかを比較していくこと。
ある程度必要な工事金額の相場を掴めるはず。
ただ、ここで注意なのが、安くしてくれる業者が必ずしも一番いい業者じゃない、ということ。
業者を悪くいうつもりはないが、自分の理想に近づいてくれる業者を探す必要もある。

2点目。
居抜きに関しては
以前も接骨院だった場合は、そのままの配置で使える。
こんなラッキーなことはない。
工事費用だけでなく工期短縮にもなる。


いかがでしょうか?

内装は確かに、ワクワクしますよね。

ああしよう、こうしようが理想になっていく感じ、形になっていくと、もっと期待値は上がっていくと思いますが、
一番忘れていけないことを
しっかり頭に入れておきましょう。

”自分が安心する”んじゃなくて
”自分も”安心する空間づくりをしていきましょう。

また書きます🙌🏻 


最後に…


全国統合医療協会ってどんな会社?

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全国統合医療協会 社員より

柔道整復師、鍼灸師、マッサージ師の開業、経営を手伝う

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