見出し画像

メタバースとWeb3

昨日こちらの記事を書いたのですが、
併せて「メタバースとWeb3」も読みました。

メタバースとWeb3(https://amzn.to/38bUvuP

本書で印象に残ったことが、3点ありました。
まず1つ目。
本書でも、世界2.0でも、
現実社会で試したいことを
バーチャル空間で実証実験できるようになる
と言っているところ。

現実社会では、
PDCAのサイクルを速く回すのがなかなか困難な物事について、
バーチャル空間なら高速でPDCAを回すことができると。

これは本当にそうなっていくのか、すごく楽しみだなと思いました。

2つ目は、
NFTの技術(ブロックチェーン)によって二次流通以降の売買に関しても、
オリジナルの作者に一定割合のマージンを取ることができるようになる
という点です。

これまで、
二次流通以降の売買に関しては1円も入ってこなかったところで、
お金が入ってくるようになるのでクリエイターにとっては
かなりありがたい仕組みだろうなと思いました。

実際にクリエイタは二次流通以降も価値を提供しているわけで、
実態とも合っているので、個人的にもこれは良いなーと思いました。

そして、最後3つ目は、
これまでゲームのプレイヤーはゲーム内で
「お金を稼ぐ」ことが難しかったけれども、
これから、それが可能になってくるだろうというところです。

なぜ稼ぐことが難しかったかと言うと、
「デジタルデータは複製が容易であり、価値が極めて出にくい」
からです。

それがブロックチェーン技術により、
デジタル上でも唯一無二のものであることが証明できるようになるために
お金を稼ぐことができるようになるだろう。
という事のようです。

最後に、
一つ気になったところがあったので、そこについても少し触れます。

本書には、
「バーチャル空間のいいところは、リセットがきくところです」
と書いてあったのですが、
そこは必ずしもいいところではないかなと思いました。

リセットが効かないところが現実世界のいいところだと思うこともあるからです。
リセットが効かないから、今という一瞬に全身全霊を捧げることができますし、深く感情が動きます。
現実世界とバーチャル世界の混同により、かなり危険なことが起こりうるなと思わされた一文でした。


以上、感想でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?