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懲役ダイアリー 2017年10月6日金曜日 『刑務所で気づいたことを書いていく』

刑務所生活では色々なことに気づいていく。きっかけは読んだ本だったり、矯正指導日に放送されるテレビ放送だったり、普段の受刑生活だったり、いろいろある。

「どうにもならないことをどうにかしようと思わない」

この言葉は救われた。刑務所の中では制限がありすぎて何もできない。特に塀の外の人のことの心配をしていたらきりがない。ストレスが溜まるだけだ。何か思いついても、すぐに伝えることはできない。イライラしていた自分に言い聞かせた。


「他人を責めても人生は好転しない。人を恨むのではなく。祈ることが大切」

何かに失敗した人を責めたり、過ちを犯した人を攻め立てる。これをしても互いの人生は好転しない。心からそう思う。過ちを認め合い、お互いに恨まずにこれからを祈ることがとても大切。これは本で読んで気づかされた。


「手紙には胸に抱いている謝罪の気持ちを常に表す。刑務所の中で自分が取り組んでいることを伝えたらいけない」

謝罪をし続けること。大切だと思う。そして今こうして受刑生活中に取り組んでいる学問のことは伝えない。口先だけにしか見えないし、そんな取り組んでいることなど知りたくもないはずだから。出所した時に行動で示す。これが誠意なのではないかと思う。


「毎週ももクロのラジオを聞くとももクロが好きになる」

収監されてから毎週日曜日の夕方4時からずっとももクロのラジオが流れてくる。最初は流れてくるだったが・・・毎週聞こえてくるとなんだか親近感が湧いてきて、だんだん好きになる。人は回数を重ねると勝手に親密さを覚えるんだな・・・。


様々な気づきがある。これからもどんどん気づきたい。そして出所した時に真人間になっていたい。いや・・・なる。必ず。

全ては順調に進んでいる。人生の成功に向けて。



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